大阪中之島美術館『テート美術館展』に行ってきた感想!作品解説から穴場の駐車場情報まで徹底ガイド

美術展ガイド

こんばんは、大人の美術館ナビゲーターのビー玉です。

本日は出張美術館。

大阪中之島美術館 『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』の感想&レポートです。

英国、テート美術館の7万点を超えるコレクションから光をテーマにした作品120点が来日。そのうち約100点が日本初出品です。

今回は開催日に先立ちましてプレス内覧会に参加させていただきました。

PRを含みますが、とくに意識せずに私の忖度ない感想を書いています。

展覧会グッズの写真も撮らせていただけたので、いつもより写真多めで紹介します。

『テート美術館展』レポート以外にも格安駐車場から近隣のおすすめスポットまで、『テート美術館展』を楽しみ尽くすための徹底ガイドです。よろしければ観覧の参考にしてもらえると嬉しいです。

『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』概要

【展覧会名】
テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ
【 休 館 日】
月曜日(ただし1月8日は開館)、12月31日、1月1日
【開場時間】 10:00〜17:00(入場は16:30)
【  会   場 】
大阪中之島美術館 5階展示室
【  住  所  】大阪府大阪市北区中之島4丁目3-1

テート美術館(Tate Gallery)は英国直轄の4つの美術館の連合体です。

砂糖の精製で財を成したヘンリー・テート卿のコレクションを発端として現代では7万点を超えるコレクションを誇り、英国を代表する世界最大級の近現代美術館の一つとして知られています。

『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』では18世紀末から現代までの約200年にわたって画家たちが追い求めた「光」の軌跡を観るだけでなく感じるることができる展覧会になっています。

普段は美術展に足を運ばない方も楽しめるんじゃないでしょうか。

※以下『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』は『テート美術館展』と略します。

『テート美術館展』の会場

展覧会場は大阪中之島美術館。2022年に設立されたばかりの真新しい美術館です。

ブラックキューブと呼ばれる黒い外観はシンプルだけど迫力があります。敷地面積約1万2871㎡、延べ面積約2万12㎡。鉄骨造、地上5階建て、高さ約36.9m。とくに『テート美術館展 』の会場となっている中之島美術館5Fの展示室は日本最大級の約1700㎡もの面積を誇り、天井高はなんと6m。

大阪って日本の文化の中心地のひとつでありながら、世界規模の美術展に素通りされることが少なくなかったんですよ。そんな大阪に「世界に誇れる美術館」をと関西美術ファンが長〜〜〜く待ち望んだ美術館なのです。

そんな中之島美術館で世界規模の大型巡回型『テート美術館展 』が開催されるのは本当に嬉しいことです。

中之島には、中之島美術館以外にも国立国際美術館、中之島香雪美術館、大阪私立東洋磁器美術館があり、大阪の新しいアートの拠点として注目されています。ギラギラと派手なイメージの「大阪」とは違う、もう一つの大阪の顔が見られる大人の街です。

『テート美術館展』のチケット&観覧料

一般2,100円
高大生1,500円
小中生 500円

※中学生以下(学生証または年齢のわかるものが必要)は入場無料

※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料

販売場所:大阪中之島美術館(チケット売り場)、公式オンラインチケットローソンチケット(Lコード:54508)、チケットぴあ(Pコード:686-585)、セブンチケット(セブンコード:102-050)、楽天チケットイープラスCNプレイガイドほかで販売。

『テート美術館展』(プレス内覧会)の感想&レポート

今回はプレス内覧会に招待いただき、『テート美術館展』開催日の前日に中之島美術館へお邪魔いたしました。

平日ですが2階のメインエントランス部分は外国からのお客さんで混み合っていて、外で写真を撮る外国の方も目立ち、道頓堀やUSJ以外にも大阪が認知されてことが嬉しかったです。

1階にはインテリアショップとカフェ

【インテリア雑貨・HAY OSAKA(へい おおさか)】
営業時間:11~18時
定休日:不定休【カフェ・ミュゼカラト】
営業時間:11~21時(19時30分最終入店、20時30分LO)
定休日:なし

2階部分には芝生の広場や、ミュージアムショップなどあり、2階までは誰でも自由は出入りすることができ、2階のパッサージュからは建物全体を貫く迫力の吹き抜け空間をみることができます。

プレス内覧会の受付は1Fのホール。

ビー玉
ビー玉

お、お、大人の美術館のビー玉です

受付で「大人の美術館です」と名乗るのはかなり恥ずかしかったです。ちょっとブログタイトル考えなおそうかなって思ったりして...

受付を終えると、PRESSと書かれたシールと紙袋に入った図録をいただきました。

内覧会の間はPRESSシールを目立つところに貼って移動します。

まずは1Fホールにて中之島美術館館長とテート美術館のキュレーターさんの挨拶、中之島美術館の主任学芸員さんの会見が30分ほど、その後は質疑応答タイム。

学芸員とキュレーターの違い(※日本の場合)

学芸員=学術資格を取得して博物館(美術館)に所属している人。研究、調査、展示企画などを行います。

キュレーター=資格は必要なく、博物館に所属している場合もありますがフリーの場合もあります。展覧会の企画、運営などを主に行います。

各社記者の方々が質問しておられて、私は貝のように静かにおとなしく邪魔にならないようにしておりました。

ビー玉
ビー玉

緊張感もあり、質問なんてできませんって(ヾノ・∀・`)ムリムリ

会見後にスタッフさんの案内で5階の展覧会場へ移動します。

私は図録(1kg以上ある)が重かったので、ロッカーに立ち寄って上着と荷物を預けました。

ロッカーは駐車場から入ってすぐの1Fとチケットカウンターのある2F奥の2箇所。

ロッカーも真っ黒でかっこよき。預けるときに100円玉が必要ですが、後で返却されるので取り忘れないようにご注意を。

館内は暖かかったので上着も預けちゃって大丈夫です。テート美術館展は一部をのぞいて写真OKなので、スマホで撮る方はスマホを預けないようにしてください。

『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』会場

2階から4階まで約30m高さの吹き抜けを貫くロングエスカレーターです。ゆっくり昇るので1分以上かかります。

このエスカレーターは、高所恐怖症の人だと後ろを振り返ったら怖いと思うので、高さが苦手な方はエレベーターを利用してくださいね。私は高いところが大好きなので、建物の吹き抜けをゆっくり昇っていく時のワクワク感がたまりません。

4階でエスカレーターを乗り換えて5階の展覧会場へ向かいます。

会場入り口までにフォトスポットとトイレがあります。会場内にはトイレはなかったで、ここで済ませておきましょう。

音声ガイド

音声ガイドも入り口の前です。

ナビゲーターは俳優の板垣李光人(いたがき りひと)、そして解説ナレーターは声優の羽多野渉さん。李光人(りひと)さんはテート美術館展のアンバサダーも勤められています。

「リヒト」とはドイツ語で光という意味らしいですよ。今展のコンセプトにぴったりですね。

音声ガイドの収録時間は35分。23箇所。音声ガイドは作品の解説はもちろん画家にインスピレーションを与えた当時の音楽も聴け、耳で情報、目は作品の世界に浸れておすすめです。

レンタル料金は税込650円

音声ガイドを制作されたアコースティガイド・ジャパンさんのnoteに音楽サンプルがあったので、気になる方は事前に聞いてみてはいかがですか?

アコースティガイド・ジャパン『テート美術館展』音声ガイドサンプル

会場のゲートはターナーじゃなくてモネの「エプト川のポプラ並木」。もちろん、この絵も展覧会で見られます。ではテート美術館展に入展。

テート美術館展は7章からなる構成となっております。

第1章 精神的で崇高な光
Spiritual and Sublime Light

第2章 自然の光
Natural Light

第3章 室内の光
Interior Light

第4章 光の効果
Light Effects

第5章 色と光
Colour and Light

第6章 光の再構成
Reconfiguring Light

第7章 広大な光
Expansive Light

ただね、細く仕切られた部屋数は16、その全てが光を象徴しているのか白い壁です。自分が今何章にいるかはすぐにわからなくなります。

とはいえ、迷子になっても鑑賞するのに支障はありません。自由に楽しんでいいんだとう良い意味で軽い雰囲気も感じます。説明書も最小限。

作品を見ただけでは「光」がテーマになっているとはわからない絵もたくさんあります。なぜこの絵が選ばれたんだろうかって考えながら鑑賞するのも一興。私は楽しかったです。

テート美術館展は多くの作品が撮影可能。撮影不可のものは禁止マークがついてるので確認してから撮影しましょう。入ってすぐに置いてある作品リストでも確認できます。

PDFの作品リストはこちら

では私が印象に残った作品を少しだけ紹介します。

私の中で印象に残った作品

第1章では精神世界の光、神様だったり希望だったり心の中の光にスポットが当たります。

大好きなウイリアム・ブレイクやバーン=ジョーンズの作品も展示されていたにも関わらず、一番印象に残っているのは

ウィリアム・ホルマン・ハントの『無垢なる幼児たちの勝利』1883-84年

巻き毛というよりもアフロヘアのファンキーな幼児イエスに目が釘付けになってしまった。

めちゃめちゃパワーを感じる作品でした。

これは楽しい子どもたちのパレードというわけではなく、幼児イエス・キリストの身代わりとなって惨殺された子どもたちなのですよ。

光が当たっているのは無垢なまま殉教した魂です。無垢なる犠牲のもとイエス一家は無事に逃げ延びることができるというキリスト教世界の希望を描いた一枚。現代の日本ではわかりにくい希望ですけどね。

スポットが当たっているのはイエス一家ではなく犠牲をはらった子どもたちなのは中世じゃなくて19世紀らしい感じがします。犠牲の尊さを描いたものなのでしょうね。

ジャン・ヤング=ハンター『私の妻の庭』1899年

モデルは画家でもあった最初の妻メヤリー・ヤング=ハンター。中世の衣装に身を包んだ女性が大きな杯を持ち器に満たされた水がスポットライト代わりに女性の顔を輝かせています。

足元には3羽の孔雀。西洋絵画で孔雀といえばギリシャ神話最高神の妻ヘラ。

この絵が描かれたのは画家夫婦結婚した年。新婚の妻の美しさを “女神”として讃えたのかな。のちのち2人は離婚しちゃうんですけどね、。

女神ヘラといえば嫉妬深さが有名です。そう考えると水を湛えた器に照らされる女性の穏やかな笑顔も怖く感じませんか?

 

ビー玉
ビー玉

私はめちゃめちゃ怖く感じました💦

あなたにはどのように見えるでしょうか?ぜひ確かめてみてくださいね。

ジョン・マーティン『ポンペイとヘルクラネウムの崩壊』1822年

ほかにはジョン・マーティンの迫力満点の炎の描写を生で見られて幸せでした!自然が作り出す強烈な光の前になすすべのない人間のとの対比には怖いけど惹かれます。

第2章では移りゆく自然に光にスポットが当たります。

ここでは “もやり”の画家ターナーの真骨頂 “もやもや”3部作が見られます。

印象派が現れる30年近くも前に描かれたとは思えない新しさ。全ての輪郭が光に溶ける様は怖くもあり美しくもあります。

とくに「洪水の翌朝」は印象に残っています。よく見ると光の中にたくさんの顔があり、その表情は穏やかで光に満ちています。洪水のあとに神様は「もう人間を絶滅させない」と約束します。光の中の顔は人類の繁栄を約束された希望の表情なのかもしれませんね。

だけど、印象派の絵が「新すぎる」という理由で炎上し、それよりも新しく見える表現を試みたターナーが歓迎されたのはなぜなんだろう?フランスとイギリスのお国柄?

長く続いた保守的な西洋美術の歴史に風穴を開けて、若い世代に新しい道筋を作った希望の光だったのは間違いないはず。

ジョン・ブレッド『ドーセットシャーの崖の上からみるイギリス海峡』1871年

ターナーの作品以上に印象深ったのがジャン・ブレッドの作品。海原に天からの光が当たって神々しい。神=光となった図式も納得できます。

英国はほぼ1年を通して曇り空だと聞きます。私たち日本人が思っているよりも雲の切れ目が美しく尊く感じていたんだろうなって思える1枚。素直に美しい風景に酔いしれました。

バルヘルム・ハマスホイ『室内』1899年

室内の光をテーマにした第3章では大好きなハマスホイの絵画をみることができました。

まったく音を感じない無音の画家。画集だとどうしても怖く感じてしまう方も多いと思うのですが、実際に絵を前にすると、その温かみに驚きます。そこにあるのは癒しです。

余計なものが描かれていないだけなのか、実際に極端なミニマリストだったのかはわかりませんが、おそらくハマスホイが大切にしているものだけスポット(光)を当てる画家だったんだろうなって思います。

光の効果をテーマにした第4章では、ロイヤルアカデミーで教鞭をとっていたターナーが遠近法の講義をするために描いた図案がいくつか展示されていました。これは日本ではターナーの絵画以上にレアな展示なので絶対に見逃せない。

第5章は色と光では思想や思考を主に色で表現する画家が現れます。近代の作品はほぼ著作権の関係でほぼ撮影不可です。

カンデンスキー『スウィング(1925年)』、がひっそりと置いてあって見逃しそうになる。この時代は光の波長によって視覚が色を作り出すことがわかってきて、色と光の関係がクローズアップされます。造形ではなく色が主役に躍り出てきます。

写真は撮れなかったですけど、黒と赤の2色だけなのに不思議と動きを感じるカーク・ロスコ『黒の上の薄い赤(1957年)』が印象的でした。

第6章 光の再構成では19世紀半ばに発明された電球を使ったインスタレーション(展示空間も作品に取り込む空間芸術)作品が並びます。

デイヴィット・バチュラー『ブリック・レーンのスペクトル2』2007年

ロンドンの都市の夜の街並みをイメージしているんだとか、都会的というよりは、どこかレトロで淫美な印象を受けました。向かって右の台車は夕暮れ時の街の看板をイメージしているらしいです。

ビー玉
ビー玉

現代美術はなかなか難し...いや、面白いなと

第7章では広大な光をテーマにしたインスタレーションが楽めます。作品自体が巨大(広大)というのではなく、表現しているものが宇宙とか精神世界とか無限な感じ。

写真は撮れなかったですが、真っ青な世界に光の長方形が現れるジェームズ・ダレル『レイマー、ブルー(1969年)』が面白かったです。

綺麗な青に魅入っていると遠近感とか並行感覚とかが薄れていく不思議な空間。私は一瞬うまく歩けなくなりました。うまく説明できませんが、ぜひご自身で体感してみてください。

room13の奥には休憩室。図録が置いてあり、イスに座って休めます。ひとやすみしたら気にいった作品のところへ戻って鑑賞しなおします。

自分がどんな作品に心惹かれたのか、それはなぜなんだろうって考える時間が好きです。

光との関係性がわからない作品もあったので、もうちょっと調べたいなって思ったり。

オラファー・エリアソン『星くずの素粒子』2014年 ©Olafur Eliasson

テート美術館展の最後を飾るのはオラファー・エリアソン『星くずの素粒子』

この作品は見る角度によって姿を変えます。みなさん遠巻きにみておられましたけど、真下から見上げるもの面白かったですよ。

他にも紹介できなかった絵画やインスタレーションもたくさんあります。できれば実際に観てあなたにとっての「光」を体感してみてくださいね。

展覧会グッズが面白い

テート美術館展の図録は税込3,300円。1kg超えとなかなかの重量。持って帰るのが重くて大変な方は楽天ブックスでも送料無料で買えます。家に帰ってから買うのもよし、来展前に買って予習するもよしです。

「テート美術館展 光」展覧会図録

テート美術館展のミュージアムショップでは、英国らしく紅茶や紅茶のお供のクッキーがたくさん販売されていました。缶が素敵。お土産に喜ばれそうです。

なぜか衣料品が充実していました。ウイリアム・ブレイクの作品をモチーフにしたパンツ

これもブレイクモチーフのポーチ。面白いけど、友人のカバンの中からこのポーチが出てきたら怖いかもw

これはブレイクファン以外にはお土産にできないけど、ブレイクファンには大ウケしそう。

バッグ類おしゃれ〜♪

テート美術館展のミュージアムショップのお支払いはPayPayは使えませんが、楽天Pay、楽天Edy、各種クレジットカートは使えます。

【大阪中之島美術館へのアクセス】

【大阪中之島美術館】

所在地:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
TEL    :06-6447-4680(代)

「国立国際美術館」の隣です。

電車

【京阪】

京阪中之島線 渡辺橋駅(5番出口)より 徒歩7約分

※2番出口のほうが美術館に近いんですが長い階段をのぼらないといけないので、改札前にあるエレベーターにのり5番出口から出るのがおすすめ

 

館長
館長

のちほど道順を写真付きで紹介します

【Osaka Metro】
四つ橋線 肥後橋駅(3番出口)より 徒歩約10分
御堂筋線 淀屋橋駅(7番出口)より 徒歩約15分

【JR】
大阪環状線 福島駅/東西線 新福島駅(2番出口)より 徒歩約10分
大阪駅より 徒歩約20分

【阪神】
阪神福島駅より 徒歩約10分

【阪急】
阪急梅田駅より 徒歩約20分

【画像あり】京阪中之島線 渡辺橋駅から美術館へのルート

中之島美術館に一番近い駅「京阪中之島線 渡辺駅」から美術館の道順を画像を交えて案内します。

最寄駅は京阪中之島線 渡辺橋駅(2番出口)と書いてあることが多いすが、この2番出口って

たしかに美術館には近いんですが、長い階段をのぼらないと行けません。

階段は苦手だなって方は、改札前にあるエレベーターにのり、5番出口から地上に出るのがおすすめ

エレベーターで最上階の5番出口へ登ります。

遊歩道を西へ進むと美術館が見えてきます。

陸橋を使うと信号なしで美術館まで行けます。

徒歩5分ほどですが、緑いっぱいなので歩いていて気持ちいいですよ。

周囲の格安駐車場情報

中之島美術館の駐車料金と周辺のお得な駐車場を紹介します。

お車で来館される方の参考になれば嬉しいです。

中之島美術館駐車場

収容台数乗用車 72台(うち障がい者用2台)
駐車料金終日  15分200円
平日  12時間毎最大2400円
土日祝 12時間毎最大2000円
自動2輪要予約 1日400円
自転車・原付無料(収容台数は120台、うち原付7台)

中之島美術館には駐車場がありますが、少々お高めな設定。とくに土日は近隣のビジネス街の駐車場が格安になります。

少しくらいなら歩いてもいいよという方は周辺駐車場がおすすめです。

周囲の格安駐車場

美術館から南東、土佐堀川を超えたあたりの駐車場が日祝日は格安です。

ビジネス街なので日曜のほうが安いのですよ。

おすすめなのは大阪市立土佐堀地下駐車場

地下なので屋根があり台数も210台あります。土日はいつも空いているので停めやすいですよ。

月〜土曜 20分200円(当日1日最大料金1,200円)

日・祝  20分200円(当日1日最大料金700円)

美術館へは徒歩約7分ほどです。

中之島は美術館以外にも見どころがいっぱいあります。

美術鑑賞のついでに街並みも散策してみてください。

美術館周辺の見どころとグルメ

美術館の周辺は新しさと古さが混在する素敵スポットがたくさんあります。ぜひゆっくり散策してみてください。素敵なカフェで川を眺めならが休憩も素敵です。

中之島図書館 スモーブローキッチン

今回は大阪市立図書館の中にあるsmorrebrod-kitchen (スモーブローキッチン)さんでパフェをいただきました。

大阪市立中之島図書館は1904年に開館し、国の重要文化財に指定されていて、外観はルネッサンス様式、内部空間はバロック様式の重厚感のあるレトロ建築です。

この日は中央階段でハリーポッターのコスプレをした人が写真を撮ってました。館ものミステリーのロケにも使われそうな雰囲気です。

そんな図書館の2階にあるレトロなカフェsmorrebrod-kitchen (スモーブローキッチン)さん。

スモーブローはデンマークの伝統料理であるオープンサンドイッチのことです。

今回はいただいたのはスモーブローではなく季節のフルーツパフェ「いちぢくパフェ」

いちぢくが惜しみなく入ってる♪

ドリンクセットで2,000円となかなかのお値段ですが、悔いなしのおいしさ。甘さは控えめでさっぱりといただけます。特別な日に食べたい特別なおやつ。

【smorrebrod-kitchen スモーブローキッチン】
〒530-0005大阪市北区中之島1-2-10 大阪府立中之島図書館2F営業時間:月~木・日 9:00-17:00 / 金・土 9:00-20:00TEL:06-6222-8719定休日:不定期

 

パンの名店 PARIS-h(パリアッシュ)

中之島美術館のお寄り駅である京阪「渡辺」駅に地下で直結する中之島ダイビル本館の片隅に大阪の名店パン屋「PARIS-h(パリアッシュ)」があります。

イートインはできないんですが、天気のよい日は遊歩道や川沿いのベンチに腰掛けて美味しいパンを食べるのも気持ちいいです。

12/月14日(木)~25日(月)はOSAKA光のルネサンス2023開催

テート美術館展が開催されている期間の11月3〜12月31日には中之島や御堂筋がライトアップされます。まるで光の世界に紛れ込んだようにイルミネーションがキレイなんですよ。

2022年の「OSAKA光のルネサンス」の様子

とくに12月14日〜25日は中之島でクリスマスマーケットが開催されます。

美味しい屋台やクリスマスグッズを揃えた屋台がたくさん並びますし、光のパフォーマンスも楽しめます。

『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』

『OSAKA光のルネサンス2023』

2つの光の祭典を楽しめますよ♪

本日は以上です。お読みいただきありがとうございます。

素敵な1日の参考にしてもらえると嬉しいです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

コメント

  1. おぉ♪(ノ)’∀`(ヾ) PRESSやんカッコ良いやん。

    • ビー玉 より:

      ましゅさん、コメントありがとうございます。
      そやろ(ΦωΦ)フフフ…。良い経験になりました。

  2. ジミー より:

    ビー玉さま。お久しぶりです。先日やっとテート美術館展に行って参りました✨インスタレーションもあり中々面白い展示会でした月並みですが、やはりターナーは素晴らしいです印象派よりも早く、現代の抽象画にも通じる作品は家の書斎に飾りたいですね生きてる内にターナー回顧展を開催して欲しいと願っております

    • ビー玉 より:

      ジミーさん、コメントありがとうございます。
      多彩な展示で楽しかったです。私もターナー展があれば絶対に行きたいです。

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