こんばんは!ナビゲーターのビー玉です。
西洋絵画の有名画家50人の一覧と代表作の解説ページを作りました。
これだけ知ってれば美術館デートでも怖くない!美術館へ言ってもドヤ顔できる画家たちをセレクト!
画家の名前は知ってるけど、どんな絵を描いたのは分からない。画家たちは時代時代で美術界にどんな影響を与えたのか・・
簡単な一言コメントを添えてどこよりもわかりやすく紹介していきます。画家を知れば、難しいと思っていた美術もきっと身近で楽しいものになりますよ♪
あ行
アングル
【本 名】 ドミニク・アングル
【誕 生】 1780年
【没 年】 1867年
【活躍地】フランス
新古典主義、 オリエンタリズム
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
背中フェチの画家
印象派と敵対していたので、長らく老害的な美術界の巨悪扱いをされていました(^▽^;)
**代表作**
【年 代】1814年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】88.9 cm × 162.56 cm
【所 蔵】ルーヴル美術館/フランス・パリ
背中を最大限に美しく誇張した作品!発表当初は背中が長すぎるって批判されるも、絶対の描写力を誇るアングル。この歪みには理由があって、写真の登場で絵画の存在が危ぶまれていた時に、絵画にしかできない表現(デフォルメ)をと試行錯誤した意欲作。
まぁ、なんだかんだで大好きなものを誇張したかったんだと思う(((uдu*)ゥンゥン
アンソール
【誕 生】1860年
【没 年】1949年
【活躍地】ベルギー
表現主義、 印象派、 象徴主義、 シュルレアリスム、 モダニズム、 近代美術
『仮面の中の自画像』アンソールがどこにいるかわかりますでしょうか(^▽^;)_
赤い帽子を被ったお髭の人です。なかなかイケメンなんですが、「仮面の画家」なんて呼ばれます。
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
晩年は自らも仮面を被った画家
周りの仮面をつけた人たちは、自分を批判した美術界を表しています。
**代表作**
それまで仮面というのは本性を隠すものとして描かれることが多かったのですが、アンソールは人々の本性を写すアイテムとして仮面を使いました・・・怖いですけどね、ちょっとユーモラスでもあります(((uдu*)ゥンゥン
絵が認められるようになると、毒気がぬけたように仮面は姿を消してしまうのが面白い。
巨匠と呼ばれることで、アンソール自身が何かしらの仮面を被ったのかもしれません(^▽^;)
ヴァン・ダイク
【誕 生】1599年
【没 年】1641年
【活躍地】イギリス
バロック
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17世紀のレタッチ職人!!
本人だとわかるギリギリ(時には別人)の修正を得意とする王侯貴族専門の肖像画家(^▽^;) ※描いたのは肖像画だけじゃないです。
**代表作**
【年 代】1633年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】220.1cm×135cm
【所 蔵】ナショナル・ギャラリー/アメリカ・ワシントン
ヘンリエッタはヴァン・ダイクの雇い主である英国王チャールズ1世の妃で、それはもう最大限に美化されていたようで・・・
ドイツ人の外交官が「肖像画とまったく違ってガッカリした」という言葉を残しています(;´∀`)
ちなみにヴァン・ダイク以外の画家が最大限に美化して描いたヘンリエッタがこちら
グッと庶民的だけど、これはこれで可愛いですが・・・別人です (((uдu*)ゥンゥン
エゴン・シーレ
【誕 生】1890年
【没 年】1918年
【活躍地】ウィーン
ドイツ表現主義、世紀末芸術
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
私が選ぶゲスい画家NO.2
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-16.06.08.png)
【年 代】 1915年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】 150cm×180cm
【所 蔵】 オーストリア・ギャラリー/オーストリア・ウィーン
エル・グレコ(1541年 - 1614年)
【誕 生】1541年
【没 年】1614年
【活躍地】スペイン
マニエリスム、 ルネサンス
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
10頭身の美形好き
エル・グレコは(ギリシャ人)という意味で本名ではありません。
**代表作**
【年 代】1586年 - 1588年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】480cm x 360cm
【所 蔵】 サント・トメ教会/スペイン・トレド
(日本では)知名度が低すぎる世界三大名画のうちの一枚です!
地上・天上オールスター勢揃い!登場人物が50人以上いるのに、全員が美形というグレコらしい作品∑( ̄□ ̄;)ナント!!
カ行
カラヴァッジョ
【誕 生】1571年
【没 年】1610年
【活躍地】イタリア
バロック
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ガチ悪オヤジ
手に持つのは「筆」か「剣」かという物騒な画家。実際に女性問題のいざこざで殺人を犯し、イタリア中を逃亡することに・・・その時にかくまってくれたデル・モンテ枢機卿とは “おホモ” だちという噂w
**代表作**
【年 代】 1599年 - 1600年
【種 類】 キャンバスに油彩
【寸 法】 322 cm × 340 cm
【所 蔵】 コンタレッリ礼拝堂/イタリア・ローマ
光の使い方が上手すぎる!!かっこいい!!!
指差されているのがのちにイエスの12使徒の一人となる聖マタイです。彼が顔を上げた瞬間に神の象徴である光があたり劇的な場面が展開されるんだろうなぁ・・と、このあとの動きに固唾を飲みます。
カラヴァッジョは犯罪を犯してしまったけれど劇場型美術「バロック」を牽引した画家として後世に多大なる影響を与えました。
カンデンスキー
【誕 生】1866年
【没 年】1944年
【活躍地】ロシア
ポスト印象派・ドイツ表現主義・象徴絵画
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目に見えない “パッション” を描いた画家
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人は自分にないものを求めがちです
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-14.01.32-500x390.png)
【年 代】1911年
【種 類】 キャンバスに油彩
【寸 法】 77.5cm×100cm
【所 蔵】 市立レンバッハ美術館/ドイツ・ミュンヘン
(※私はよく分からないときに「面白い」ということにしている)
でもまぁ、象徴絵画にしては、まだわかりやすい絵です(^▽^;)
真ん中いある黒い物体はピアノ。そのピアノを弾くシェーンベルクとその演奏に熱狂する観客!
熱狂どころがよくわかりません(゚∇゚ ; ) 固唾を飲む系の音楽ですw
クラナッハ
【誕 生】1472年
【没 年】1553年
【活躍地】ドイツ
ドイツルネサンス
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まっぱ(裸)+1の第一人者 (※)
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-15.03.07-322x500.png)
クリムト
【誕 生】1862年
【没 年】1918年
【活躍地】オーストラリア
象徴主義・アール・ヌーボー
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西洋絵画界のきってのオープンエロ
常に複数人の半裸のモデルたちと同棲し、非嫡出子も十数人。
けっしてイケメンでもマメでもないのに・・・才能って全てのイケメン要素を凌駕するなぁっていうのは私の持論w
**代表作**
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-15.53.37.png)
代表作は『ダナエ 』
光の雨となったゼウスと交わるダナエ の恍惚感が生々しくも尊い✨
クールベ
【誕 生】1819年
【没 年】1877年
【活躍地】フランス
写実主義
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天使を連れて来いと言った画家
クールベは自分の見たものしか描かないと豪語した写実主義の画家です。
天使を描いてほしければ、目の前に天使を連れてこいという神をも恐れぬ名言を残しています。
**代表作**
発表当初大炎上しちゃったんですよ。
とくに怒る要素はなさそうな絵何ですが、「オルナンの埋葬に関する歴史画」は故郷での葬儀の様子を描いた絵なんですけどね。それを歴史画だと言い張り大炎上です。
原因は絵の大きさでした。
ゴーギャン(ゴーガン)
【誕 生】1848年
【没 年】1903年
【活躍地】フランス、タヒチ
ポスト印象派、綜合主義(そうごうしゅぎ)、象徴主義
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南国系ロリ
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-16.51.49-380x500.png)
【年 代】1891年
【種 類】 キャンバスに油彩
【寸 法】 114cm×89cm
【所 蔵】 メトロポリタン美術館/アメリカ・ニューヨーク
ゴッホ
【誕 生】1853年
【没 年】1890年
【活躍地】フランス
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
【年 代】 1888年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】 81.0 cm × 65.5 cm
【所 蔵】 クレラー・ミュラー美術館/オランダ・オッテルロー
ゴヤ
【誕 生】1746年
【没 年】1828年
【活躍地】スペイン
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袋とじエロの画家
**代表作**
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-17.11.29-471x500.png)
代表作は『着衣のマハ』と『裸のマハ』
【作品名】着衣のマハ(🇪🇸 La maja vestida)
【年 代】1800-1805年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】97 cm × 190 cm
【所 蔵】 プラダ美術館/スペイン・マドリード
【作品名】裸のマハ(🇪🇸 La Maja desnuda)
【年 代】 1797-180年
【種 類】 キャンバスに油彩
【寸 法】97 cm × 190 cm
【所 蔵】 プラダ美術館/スペイン・マドリード
サ行
シャガール
【誕 生】1887年
【没 年】1985年
【活躍地】ロシア、アメリカ
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ゲスじゃない愛の画家
**代表作**
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-17.25.02-500x379.png)
キュビズム(※)っぽい画風だけど、シャガールは彼なりのリアルな絵を描いていたらしく・・ちょっと不思議ちゃんw
※キュビズム(立体派)は、ピカソによって確立され、対象物をあらゆる視点からバラバラし、組み立て直すという遠近法に囚われない新しい絵画手法。
ピカソ作「泣く女」
スーラ
【誕 生】1859年
【没 年】1891年
【活躍地】フランス
点描、 ポスト印象派、 印象派、 近代美術、 新印象派
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
明るさで時間を止めた画家
**代表作**
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-18.01.05-500x334.png)
【年 代】 1884-1886年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】 207.5cm × 308.1cm
【所 蔵】 メトロポリタン美術館/アメリカ・シカゴ
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/2D89AC1C-6274-46C7-9D0D-29CA80AA1435-500x376.jpeg)
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-18.20.24-500x350.png)
セザンヌ
【誕 生】1839年
【没 年】1906年
【活躍地】フランス
ポスト印象派
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
近代絵画の父
**代表作**
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-18.45.58-500x389.png)
【年 代】 1895-1900年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】 73cm × 92cm
【所 蔵】 オルセー美術館/フランス・パリ
タ行
ダリ
【誕 生】1904年
【没 年】1989年
【活躍地】スペイン
シュルレアリスム、 表現主義、 ポスト印象派、 印象派
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
妻を崇拝した画家
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-19.18.15.png)
代表作『記憶の固執』
続きはこちらの記事を参照ください
ターナー
【誕 生】1775年
【没 年】1851年
【活躍地】イギリス
ロマン主義
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
秘密主義の画家
ちなみに自画像は美化されてると思われます。今でいう “詐欺写真” ってやつですね(゚∇゚ ; )
友人が描いたターナーの肖像がこれですからwww
秘密主義で、自分のことはほとんど語らず、ご近所さんもあだ名の “ずんぐりブースさん” と呼んでいたので、有名画家のターナーだとは知らなかったらしい(^▽^;)
まぁ、世間のターナーに対するイメージが、先の自画像だとしたら、そりゃぁ誰も気づかないよね(((uдu*)ゥンゥン
**代表作**
【年 代】 1844年
【種 類】 キャンバスに油彩
【寸 法】 91 cm × 122 cm
【所 蔵】 ロンドン・ナショナル・ギャラリー/イギリス・ロンドン
印象派が現れる30年以上も前に光を表現しようと試み「場所がどこかなんて関係ない、大切なのは印象だ」と言っています。
当時最先端科学だった蒸気機関車の蒸気と、自然の光と大気のが溶け込んだ幻想的な世界観が素敵です。
印象派の先駆けと言えるのは、紛れもなくターナーの風景画でしょう(((uдu*)ゥンゥン
ティツィアーノ
【誕 生】1488〜1489年
【没 年】1576年
【活躍地】イタリア
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
女神をベッドに横たわらせた画家
【年 代】1538年
【種 類】 油彩
【寸 法】 119 cm × 165 cm
【所 蔵】 ウフィツィ美術館/イタリア・フィレンツェ
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-20.50.40.png)
デューラー
【誕 生】1471年
【没 年】1528年
【活躍地】ドイツ(神聖ローマ帝国)
北方ルネサンス、 ルネサンス、ゴシック
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
自己肯定感が神の領域
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-20.59.02-417x500.png)
ドガ
【誕 生】1834年
【没 年】1917年
【活躍地】フランス
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
美術界きってのド変態
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ハ行
ハルス
【誕 生】1582年
【没 年】1666年
【活躍地】オランダ
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
優雅さを剥ぎ取る “微笑みの画家”
**代表作**
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-21.24.46-424x500.png)
代表作『陽気な酒呑』
【年 代】1628年-1630年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】 81cm × 66.5cm
【所 蔵】 アムステルダム国立美術館/オランダ・アムステルダム
男性は「しかめっ面」と、いうのが当たり前に時代に笑顔の市民をたくさん描きました。
何気に売れっ子画家だったんですが、子どもが14人もいて、生活は苦しかたというのも、どこか微笑ましい( ´艸`)
ピカソ
【誕 生】1881年
【没 年】1873年
【活躍地】スペイン
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
私の選ぶゲスな画家、堂々のN0.1
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-21.35.28-435x500.png)
この才能には抗えない_(┐「ε:)_♡
ピサロ
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/07/oVYEIrxg_400x400.jpg)
印象派の天然男
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-22.02.23-433x500.png)
珍しくピサロが自画自賛した『朝のコーヒーをいれる農家の娘』を貼っておきましょう♪
【年 代】 1881年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】 63.9cm × 54.4cm
【所 蔵】 シカゴ美術館/アメリカ・イリノイ州
フェルメール
【誕 生】1632年
【没 年】1675年
【活躍地】オランダ
バロック
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
美術展集客力NO.1! “光の魔術師”
日本では、最も集客力のある画家ではないでしょうか・・
フェルメールの真作だと認めれている絵はたったの35点。それらが世界中に点在しています。そんなフェルメールの絵を全部見るための旅をフェルメール巡業と呼んだりします。日本だけでなく、世界中にファン多し!
**代表作**
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-22.43.40-432x500.png)
代表作『ミルクを注ぐ女』
【年 代】 1657 - 1658年頃
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】45.5 cm × 41 cm
【所 蔵】 アムステルダム国立美術館/オランダ・アムステルダム
藤田嗣治(レオノール・フジタ)
【誕 生】1886年
【没 年】1968年
【活躍地】フランス
エコール・ド・パリ
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
5人の妻を娶とったメンヘラ製造機
異国フランスにて男女問わずモテにモテた藤田。
当時パリで大人気だったモデルのキキが病気の時に藤田が仲間の画家のモデルをつとめてお金を作り救ったことから2人は恋愛関係ではなく(男女の関係はあったかもですが)生涯友情で結ばれていました。
**代表作**
以来、キキは藤田のモデルを無料で引き受け、2人の厚い友情は藤田の絵の代名詞となる「乳白色の肌」を作り上げ誰にもマネできない裸婦を生み出しました。
このように女性にも優しかった藤田ですが、妻として不安も多かったのでしょう・・結婚生活はうまくいかず4度の離婚5度の結婚を経験しています。
ブリューゲル
【誕 生】1525-1530年
【没 年】1569年
【活躍地】ベルギー
北方ルネサンス
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
細かすぎる画家
婚約者の嘘の数を木の棒に印を付けていた(実話)とか、そういう細かさではなくwww
代表作『バベルの塔』
【年 代】1568年
【種 類】板に油彩
【寸 法】60cm × 74.5cm
【所 蔵】ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、ロッテルダム
ちなみに燃えてるいるようにみえる塔は建設中で、下層階ではすでに人々の生活が始まっています。
思った以上に小さい、この絵の中に1400人もの人物が描かれていて、その表情までわかるような超絶技巧!!!
米粒に般若心境どころが曼陀羅を描いちゃってるような感じ・・
精密画で有名な北方ルネサンスの中でも群を抜いての凄さです!
ベラスケス
【誕 生】1599年
【没 年】1660年
【活躍地】スペイン
バロック
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
優しい筆の持ち主、構図の天才
代表作『ラス・メニーナス』
スペインハプスブルク の宮廷画家。この時代の画家には珍しく、王族も召使も同列に描いてしまうベラスケス の筆は、どんな身分の人間にも優しいのです。
決して美しくない王族の肖像画を描かねばならい宮廷画家なれど、どの人物も誇張した美化なく写実的でありながら、威厳に満ちていて美しいんだなぁ(ノД`)シクシク
ボッティチェッリ
【誕 生】1445年
【没 年】1510年
【活躍地】イタリア
ルネサンス
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
ルネサンスを誕生させた画家
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-16-23.24.39-500x317.png)
【年 代】1483年
【種 類】キャンバスにテンペラ
【寸 法】172 cm x 278 cm
【所 蔵】ウフィッツィ美術館/フィレンツェ
**ボッティチェッリ関連動画** |
・ボッティチェッリの「春(プリマヴェーラ)」には何が描かれているのか? |
・驚愕の真実!ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」秘話 |
・ヴィーナスとマリアに注目すると、たった10分で美術の流れがすんなり分かる! |
ボス
【誕 生】1450年
【没 年】1516年
【活躍地】オランダ
北方ルネサンス、 ルネサンス、 ゴシック、 初期フランドル派
【年 代】1503年 - 1515年
【種 類】オークに油彩
【寸 法】2.2 m x 3.89 m
【所 蔵】プラド美術館/マドリード
初めて見る人は、この絵の奇妙さはなんだ?って首を傾げてしまうと思います。
向かって左が楽園、右が地獄、中央が現世だと言われています。最も奇妙なのが現世です。
お尻に花を刺した人やお尻から苺が生えてる人、みえれば見るほど奇妙です(^▽^;)
一応、「人間の罪悪」を描いたものという隠蓑はあるものの・・・どうみても常軌を逸しています。
これは当時のスペイン国王フェリペ2世が秘密の場所にしまってあった絵です。
なぜ秘密にしておく必要があったんでしょうね・・・実はこの時代、お尻というだけで同性愛を思わせることでNGでした。
王族直属の聴罪師(懺悔を聞く人)の書いた本によると、フェリペ2世が「みだらな理由で隠し持っていたのではない」と力説しています。
人間聞いてもいないことを必要以上に話すときは何か隠し事あるときだって相場決まってます(ΦωΦ)フフフ…
真相はわかりませんでけどw おそらく昔も今も、「誰が見たって変態」という部類の絵だったのではないかとw
ボナール
【誕 生】1867年
【没 年】1947年
【活躍地】フランス
ナビ派
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
妻の入浴シーンに萌える画家
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/09/o0500058813599372188-425x500.jpg)
マ行
マティス
【誕 生】1869年
【没 年】1951年
【活躍地】フランス
フォービズム
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
色彩の魔術師
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-17-0.24.23-500x406.png)
【年 代】1908年
【種 類】キャンバスに油彩
【寸 法】180cm x 220 cm
【所 蔵】エルミタージュ美術館/サンクトペテルブルク
マネ
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
画壇に爆弾を投げ込んだ画家
![](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2020/02/スクリーンショット-2020-02-17-0.39.51-500x408.png)
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ミケランジェロ
【誕 生】1475年
【没 年】1564年
【活躍地】イタリア
盛期ルネサンス
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筋肉フェチのワーカーホリック
人を使うのが大の苦手。どんな大きな仕事でも一人でこなす人嫌いの努力家。仕事以外に興味はなく、完全なるワーカーホリック
代表作は『最後の審判』
【年 代】1536年 - 1541年
【種 類】フレスコ
【寸 法】1370cm x 1200 cm
【所 蔵】システィーナ礼拝堂/バチカン
無骨な職人イメージだけど、実は貴族出身の超インテリ!!
美術のために友人を裏切ったことで罪悪感に囚われていて、仕事に打ち込むことで気持ちを保っていたのかなぁ・・なんて思ったり(´-ω-`)
女性嫌いの筋肉フェチだったため、彼の描く女性はムキムキでボディビルダーのようです(;´д`)トホホ…
ミュシャ
【誕 生】1860年
【没 年】1939年
【活躍地】パリ、チェコ
アール・ヌーヴォー
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美術界のシンデレラボーイ
ミュシャのシンデレラストーリーはあまりにも有名!
ミュシャ34歳のクリスマス。元旦までに急ぎポスターを作って欲しいという無茶振りに、たまたま休日出勤していたミュシャが応えます。
代表作『ジスモンダ』
これが有名な『ジスモンダ』。人気女優だったサラ・ベルナール主演の舞台劇のポスターです。
ミュシャにっとては初めての商業ポスターの制作でしたが、天辺に舞台のタイトル『シスモンダ』、シュロの葉を辿ってアーチ型に配置された主演女優の名前「ベルナール」、衣装を辿ってポスター下部には劇場名配置されています。ポスター全体に自然に目が行き、劇タイトルと主演女優、劇場名が流れるように読めて記憶に残ります。ポスター初仕事とは思えません!!これはもうベテランの仕事!センスがすごいっっ(^▽^;)
このポスターが街に張り出されるやいやな、大人気となり盗難が相次ぎました。
ミュシャはこのポスターを描いたことで、一夜にして超売れっ子イラストレーターとして世界の舞台に踊り出たのです。
まさにシンデレラストーリを絵に描いたような画家人生の始まりでした。
ミレー
【誕 生】1814年
【没 年】1875年
【活躍地】フランス
写実主義、バルビゾン派
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清貧の農民画家
農民画家と呼ばれるミレーですが、農民ではありません。
あくまでも農民を多く描いた画家ですwww
代表作『晩鐘』
人間の普遍的な日常の美しさを描いた傑作!
価値観が一変した戦前と戦後の日本で、相変わらず教科書に載り続けた稀な名画です。
ムンク
【誕 生】1863年
【没 年】1944年
【活躍地】ノルウェー
表現主義、 象徴主義、 近代美術、 印象派、 写実主義、 ポスト印象派
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人妻マニアの画家
モディリアーニ
【誕 生】1884年
【没 年】1920年
【活躍地】フランス
表現主義、 近代美術、 エコール・ド・パリ、 フォーヴィスム
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モンパルナスの貴公子
超イケメンでモテモテだったモディリアーニ は、貧しい画家がモデル料を捻出する為に四苦八苦していたなか、モデル困ることは一切なかったよです(^▽^;)
ちなみにモデルとはもれなく大人の関係になる下半身先行方www
【年 代】1918年
【種 類】キャンバス、油彩
【寸 法】46cm×29cm
【所 蔵】個人蔵
モネ
【誕 生】1840年
【没 年】1926年
【活躍地】フランス
印象派
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光の移ろいに魅入られた画家
もともと裕福な商家で育ったおぼっちゃま、できちゃった結婚を反対され、仕送りがストップしてからは、貧しい生活を送り、友人にお金を借りつつオーダーメードの高級服をき着ていたり、お手伝いさんをやとっていたりと、お坊ちゃん気質が死ぬまで抜けなかった人です。
そんなモネと生涯中のよかったルノワール は面倒見がよく、器の大きな人だったんだろうなと思います(^▽^;)
代表作『ラ・グルヌイエール』
【年 代】1869年
【種 類】ガンバス、油彩
【寸 法】74.6 cm × 99.7 cm
【所 蔵】メトロポリタン美術館/アメリカ(ニューヨーク)
ルノアールと共に訪れた行楽地「ラ・グルヌイエール」で印象派の代名詞ともいえる筆触分割を確立しました。
筆触分割とはパレットで絵の具を混ぜず、キャンパスの上に色を重ねることでさまさまな色彩を表現する技法です。
水面のアップです。この技法は素早く風景を描写できるため、モネは刻々と変わる光の移ろいを描く画家となっていきました。
モロー
【誕 生】1826年
【没 年】1898年
【活躍地】フランス
象徴主義
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ファム・ファタールに魅入られた引きこもり画家
モローは高い知識を持ち、まったく新しい神話の世界を描こうとしていましたが、時は印象派全盛期!神話など古臭いと一笑されたことにショックを受けたモローは自宅引きこもります。
ブルジョワ階級生まれだったモローはお金の為に働く必要もなく、納期も決められていない絵をひたすら描き込んでいくうちに、独特すぎるモローの世界観が生まれました。
代表作『サロメ』
このサロメを発表するやいなや!人々は今まで見たことない斬新すぎるサロメ像に熱狂し、ファム・ファタール(魔性の女)ブームが巻き起こります。
圧倒的な世界観を前に、モローの描く神話画を古臭いなんていう人はもう誰もいないのでした・・・
ヤ行
ユトリロ
【誕 生】1883年
【没 年】1955年
【活躍地】フランス
エコール・ド・パリ
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母の愛を求め続けた “白の画家”
母はモデルで画家のシュザンヌ・ヴァラドン。父はわかっていませんが、ルノアールではないかと言われています。
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ラ行
ラファエロ
【誕 生】1483年
【没 年】1520年
【活躍地】イタリア
ルネサンス
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高感度NO.1の人たらし画家
性格も容姿にも恵まれ、同性にも異性にもモテモテの稀代の “人たらし”
同時期に活躍していたダ・ヴィンチはミケランジェロは頑固でかわりもの、1匹狼のように一人で作業するのを好みましたが、ラファエロは多くの弟子を指揮して、大きな仕事も難なくこなすスーパースターでした。
代表作『大公の聖母』
【年 代】1505年-1506年頃
【種 類】板、油彩
【寸 法】84.4 cm × 55.9 cm
【所 蔵】パラティーナ美術館/ イタリア(フィレンツェ)
ラファエロの絵画の完成度が高すぎて、のちに印象派の登場まで350年もの間、西洋絵画において呪縛ともいえる、大きすぎる影響を残しました。
ちなみに死因は過度なSEXが原因と言われています。どんだけぇ〜(;//́Д/̀/) 享年37歳。
もうちょっとで、元気なくなる頃だったのにね(; ・`д・´)
ルソー
【誕 生】1844年
【没 年】1910年
【活躍地】フランス
素朴派、 ポスト印象派、 ヘタウマ
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元祖ヘタウマ画家
ルソーのすごいところは、打たれ強さ!!
どんなに馬鹿にされても、酷評されても絶対に自分の信じた道を突き進んだこと!!
酷評であっても、話題になったと喜んでスクラップしてというから、本当にすごい∑( ̄□ ̄;)ナント!!
私は正直、ルソーの絵が上手いか下手かわかりませんが、魅力的であることは間違いありません。
美術展で彼の絵と出会うと、テンションが上がります♪
代表作「人形を持つ子ども」
【年 代】1892年
【種 類】キャンバス、油彩
【寸 法】52cm x 67cm
【所 蔵】オランジュリー美術館所蔵/フランス(パリ)
子どもを可愛く描かないのもルソーの特徴の一つです。いろいろツッコミどころ満載で癒ししかないです(ノ∀`)タハー
本当の代表作はジャングルシリーズだけど、私が好きなルソーはこっち系w
本当の代表作『蛇使いの女』
【年 代】1907年
【種 類】キャンバス、油彩
【寸 法】169cm x 190cm
【所 蔵】オルセー美術館/フランス(パリ)
蛇に騙されたと言われるイヴだけど、本当は蛇を操っていたのがイヴだったら面白いのになって、私が勝手に夢想している絵ですw ジャングルシリーズは何かに取り憑かれように上手いのです。
ルドン
【誕 生】1840年
【没 年】1916年
【活躍地】フランス
象徴主義
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ノアール(黒)と眩しい色彩の画家
子ども時代の寂しを埋めてくれたノアールの世界
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代表作『笑う蜘蛛』
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色彩時代の代表作『神秘的な対話』
ノアールと色彩、この対極の世界がルドン最大の魅力なのです。
ルノワール
【誕 生】1840年
【没 年】1916年
【活躍地】フランス
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おっぱいとおしりが大好きな “幸せ画家”
裕福家庭出身者が多い印象派にあって、ただ一人労働者階級出身。
ルノワールが “幸せの画家” と呼ばれているのは、彼が幸せいっぱいだったからではなく、若い頃に苦労した分、せめて絵の中では幸せな世界を描きたいという気持ちが大きかったと思います。
代表作『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』
ムーラン・ド・ラ・ギャレットというのは人気のダンスホールです。当時のダンスホールは廃退的な雰囲気が漂う場所でして、今でいうクラブのような感じだったんですが、ルノワールはあえて暗部は避けて全体にとても明るい雰囲気で描きました。
「芸術が愛らしいものであってなぜいけないんだ?」「楽しい絵しか描きたくない」この言葉を貫き通し、ただの一枚も暗い絵を描きませんでした。
まぁ・・なんだかんだで大好きな女性のおっぱいやらお尻やらを描いていたら、幸せな気分になったというのが本当のところかもしれませんけどw
ルーベンス
【誕 生】1577年
【没 年】1640年
【活躍地】イタリア
バロック
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ポチャロリ好きの西洋美術界の美の巨人
「王の画家にして画家の王」とまで言われれ、生きてる間に大成功を収めた画家なのです。
ルーベンスは博学で、ぽちゃぽちゃとした裸体ばっかり描いてるイメージかもしれませんが、何かしらのインテリジェンスを絵に忍ばせるので、高度な教育を受けたエリートたちの知的好奇心をくすぐり、王侯貴族たちには大ウケしたんです。
代表作『メリー・ド・メディシス マルセイユ上陸』
【年 代】1622年-1625年
【種 類】キャンバス、油彩
【寸 法】394cm x 295cm
【所 蔵】ルーブル美術館/フランス(パリ)
これはタリアメディチ家のアリアがフランス国王に興し入れするという場面を、絵のヒエラルキー最高位の神話画のよう効果絢爛に仕上げたという作品。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
【誕 生】1452年
【没 年】1519年
【活躍地】イタリア、フランス
ルネサンス
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壮大な一発屋!実現はしない “万能の天才”
万能の天才といえど、実はレオナルド・ダ・ヴィンチのアイデアが実現されたのって、実はそれほど多くはありません。当時の技術がダ・ヴィンチのアイデアについていけなかったんです。
しかも絶対に失敗できない場面に限って新技術を試し違って失敗したりして(^▽^;)
なのに、カリスマ的な人気があり、今も最も偉大に画家は?って聞かれたら、「ダ・ヴィンチ」って答える人が多いんじゃないかなぁ(((uдu*)ゥンゥン
代表作『モナリザ』
ダ・ヴィンチが完成させた作品はものすごく少なくて、モナリザも未完成だと言われていますが、このモナリザを描いたことでダ・ヴィンチは偉大な画家と呼ばれることになるんです。
輪郭をぼかすスフマートと言われる陰影法。
色の濃さで遠近を表現する色彩的遠近法。
人の顔が優美に見えるの3/4斜めアングルの肖像画。
ダ・ヴィンチが施したこれらの絵画技法が次世代に残した影響は計り知れません!!
西洋美術の方向性を決定づけた偉大なる一発屋です。
レンブラント
【誕 生】1606年
【没 年】1669年
【活躍地】オランダ
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闇をのぞいた “光の魔術師”
人の心の奥深くをのぞいたレンブラントの絵は、人の内面を映し出し、時折人の心を惑わせます。
代表作『夜警』
この絵は劣化により暗く変色して、 “夜警” と呼ばれるようになりましたが、実は “昼警” です(^▽^;)
ただ、そのとこで絵がドラマチックに変化し、世界三大名画の一枚に数えられます。
この絵、実は曰く付きでして、闇に浮かびあらる少女と目が合うと不安な気持ちが増幅させられるらしく・・・
1911年、職場を解雇されたばかりのコックに「嫉妬心」を掻き立てられたと切りつけられる!
1975年、精神的に不安定だった教師に切りつけられる!
1990年、これまた精神疾患のある観客にスプレー式の酸をかけられる!
3度も傷つけられるという災難に見舞われています。
現在『夜警』は門外不出となっています、オランダのアムステル美術館に見に行くという方はくれぐれも心穏やかな時にっ(゚∇゚ ; )
**レンブラント関連記事** |
・光の魔術師・レンブラントは名画「夜警」に何を描きたかったのか? |
・賢王ダビデを狂気に駆り立てた!バテシバの魅惑のヌードとは! |
ロセッティ
【誕 生】1828年
【没 年】1882年
【活躍地】イギリス
ラファエル(ラファエロ)前派
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
クループ内交際のこじらせ男
私の中のゲスい画家の堂々3位
(1位ピカソ、2位エゴン・シーレ)
悪意に満ちた自画像紹介ですいません。
ちなみに左が自画像で右が本人写真ですw
若かりしころはイケメンだったかもですが、男女間のもつれや不倫炎上やらなんやらのストレスで面変わりしちゃっのかもしれません(^▽^;)
それほど彼の恋愛模様は複雑で、友人の婚約者や妻もお構いなしというゲス行為あっての熱情的な作品を多く生み出しました。
代表作『プロセルピナ』
絵のモデルは友人モリスの妻ジェーン・バーデン。
ジェーンとは夫のモリス公認の不倫関係・・・1年の半分をモリス、もう半分をロセッティーと過ごすジェーンを、冥府と地上を行ったりきたりしたギリシャ神話のプロセルピナに重ねました。
そんな関係に最初に根をあげたのはまさかのロセッティー!!
お酒に溺れ、精神を病み、ボロボロになって人生を終えるのです。
ちなみにジェーンはロセッティーの死後も若い恋人をつくり、夫モリスと離婚することなく74歳で大往生を迎えましたとさ(^▽^;)
![館長](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2018/08/はな館長.jpg)
相手が強大すぎました。
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1d.png)
モリスが凄いわ! 史上最強のドMかもw
ロートレック
【誕 生】1864年
【没 年】1901年
【活躍地】フランス
後期印象派
![ビー玉](https://kaigablog.com/wp-content/uploads/2019/08/icon-bi-dama1a.png)
愛ある “盛らない” 画家
ロートレックは大好きだけど、個人的には絶対の描いて欲しくない画家ですw
人の美しい部分をクローズアップさせるのがルノワールだとしたら、その逆がロートレックです。
どんなに着飾っていても、ふと現れる素の部分を目敏く見つけ描写されちゃうんですよ(;´д`)トホホ…
ちなみにルノワールと同じモデル(ヴァラドン)を使って描かれた絵がこちら
ルノワールの場合 | ロートレックの場合 |
![]() | ![]() |
ロートレックは貴族の出身だったので、人からお世辞を言われることに慣れすぎていて、笑顔の人々が嘘っぽく見えたんじゃないんかと思うのです。
気を抜いた時に見える素の表情にこそ、魅力的に思えていたんでしょう・・・でも、こんな画家、絶対に近くにいて欲しくないですけどね( •ὢ•)
ロートレック作「ムーラン・ルージュのラ・グリュ」
【年 代】1891年
【種 類】リトグラフ
【寸 法】191cm x 117cm
【所 蔵】日本では大阪中之島美術館など
一瞬を切り取った踊り子の動きが見事で、踊り子のスカートの中の白がまるでスポットライトのように人々の視線を集めます。当時は最先端だった電気の光の描写もかっこいい!!
当時、ポスターなどの商業デザインは画家にとって一段ん低い位置にあるというイメージでしたが、ロートレクはあえて、この世界で勝負をかけます。
そして、その斬新な構図と色使いは瞬く間に話題になり、多くのポスター盗まれました(^▽^;)
ロートレックは商業ポスターを芸術の域まで押し上げることに成功したのです。
**ロートレック関連記事** |
・ポスターが芸術に!画家ロートレックが愛したムーランルージュ |
コメント
待ってましたよ、ビー玉ちゃん! ものすごい大作だ! そして有名な画家がほとんど網羅されていて、もう感動しながら読みました。
どうしてビー玉ちゃんの美術館ブログが面白いか分かった。普通絵画の解説って、絵についての解説だけど(当たり前か)、このブログでは画家その人についての解説がたくさんだから面白いんだろうな。その画家の人となりを知ってから見る絵はまったく違ってきたりする。意外な人が下衆だったり、意外な人が純粋だったり。
あと絵の解説も、絵のそのものだけじゃなくて、その背景の説明がね、なんだか人間くさくて好き。
これは保存版だと思いました。ただ、クールベの女性のアップは驚いた。
いやあ読んだ読んだ!これはすごいよ大作だ!それぞれの画家の人となりを簡単明瞭なコメントで表現してあってわかりやすいし、興味を持てるようになっている。保存版だわさ!
これは大作記事ですな。( ^ω^ )ニコニコ 一気に読めないので、時間を掛けて読みまする。
2週かけての超大作、お疲れさまでした^^
これ、絶対役に立ちますよね♪
ちょっとした美術のテストならいけそう~~~
あっ、学生の皆様はビー玉さんの一言コメントは覚えたらだめですね( ̄▽ ̄)
大作これかっ!!
すごいの作りましたね~(*´▽`*)
芸術には疎いわたくしですが、姐さんのこのブログを読ませていただくようになってから、少しずつ芸術家の名前も作品も見てきましたが・・・記憶にある人は1/3以下でした( ;∀;)
いつでも検索できる(見られる)とありがたいです!(*ノωノ)
ふぁ~!すごかった(@_@)これ、何日かかりました?保存版だぁ
なんか、この代表作たちの中で、自分の本物をみたことある率を考えてみたんですが、大したこと無かった。あと、みた気になっているけど、そんなはずないよね…率も結構高かった(>_<)ヽ
本物みたことある…作品の中で、恥ずかしながら見て涙ぐんだのはは、ゴッホの「夜のカフェテリア」ですかね(*´ー`*)
あっ…あと、ゲスの3人は同じ意見だわ!(笑)絵を描いてなかったらあんたらただの女ったらし…ですよね(大笑)(^^ゞ
ありがとうございます
すばらしい力作です。
画家の選び方もツボで、一言評論が特におもしろい。
ゲス画家Top3、最高です。