R20!傲慢も貫き通せばかっこいい!!反骨の画家『ギュスターブ・クールべ』

画家

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ども!R指定美術ナビゲーターのビー玉です。

本日はR指定の記事となります。18歳・・いや20歳以下の方。

そして、性的表現が苦手は方はご遠慮いただいて、また次の更新時に遊びにきていただけたらと思いますm(_ _)m

本日は19世紀に活躍した時世もエロもありのままに描いたイケメン画家ギュスターヴ・クールべの心意気を名画を通して振り返りたいと思います。

 

ビー玉
ビー玉

イケメンだったのは若い頃だけだけどww

 

今回は少々大人っぽい絵画が登場しますので、「20歳以上だよ」という方のみ先へお進みくださいね。

ギュスターヴ・クールべ

1819年、スイスの国境に近いフランスの田舎町『オルナン』にて、クールべは農場とぶどう園を経営する裕福な家庭に生まれました。

20歳の頃にパリの大学の法学部に入学。

そのパリで絵に目覚めて画家を目指します。

20代のころに描いていた肖像画がとにかくイケメン!!

『黒い犬を連れて自画像』1841年

ワンコまでイケメン♡

『絶望した男』1843年-1845年

インパクトある自画像!「絶望」してるようには見えないですけどね(^▽^;)

絶望した顔ってこんなかなぁって鏡にうつして、面白かったから描きましたって感じで「絶望」よりはずっと軽く感じます。

絶望する前の「驚」の表情だわね!

「え?前髪後退してない??」的なねww

 

『革のベルトを着けた男』1845年-1850年

あざといですなぁ(´-ω-`)

 

猫でいうと・・これくらいあざといですなぁ(*´﹃`*)

 

館長
館長

けしからん「あざとさ」ですねw

自分好きがひしひしと伝わってくるような自画像だし、どこまで信用できるかわかりませんが、母も妹も美人だったそうなので、美形の家系だったと信じましょうw

『黒い犬を連れて自画像』で若干25歳の若さででサロンに初入賞します。

自画像を出典するのって異例だと思うんですが、並外れた絵の巧さゆえの入賞でしょう・・

 

サロン(サロン・ド・パリ)とは
18世紀にパリで開催されるようになった王立絵画彫刻アカデミー(美術学校)の公式美術展覧会
その後に発表した『オルナンの食休み』がサロンで2位に選ばれて国家買取になるなど、30歳にして成功をおさめるかに思えたんですが!!
ビー玉
ビー玉

やらかしちゃいます

『オルナンの埋葬に関する歴史画』 1849年
この絵でサロンの重鎮に怒られまくっちゃうんです。
館長
館長

何が悪いのかよくわかりませんけど

『オルナンの埋葬に関する歴史画』は故郷での葬儀の様子を描いた絵なんですけどね。

原因は絵の大きさでした。

この絵、大きさが縦3.15m × 幅6.68mもある巨大な絵で、ほぼほぼ等身大。
当時、頭身大で描いていいのは、歴史(神話)だったり、国王だったり、宗教画に限られていたので、民衆画をこれほど大きく描くのはあり得なかったのと、描かれてる人がリアルすぎたのがよろしくなかったんです。
教会に従事している人が「美しくない」というのも理由のひとつ!
【クールベ大炎上の理由】
・庶民を大きく描きすぎた
・絵が美しくない
クールベは写実主義の画家なので「現実に忠実でいいじゃん」って思うんですが!
この当時の写実主義の歴史画のお手本がこちら↓
ジャック=ルイ・ダヴィッド 『ホラティウス兄弟の誓い』1784年
歴史的な英雄たちを「戦隊ヒーロー」のごとく、とにかくカッコよく “写実的” に描いてなんぼなわけです。
なのに、クールべは自分の故郷の人々の人生最後の葬式こそが新しい時代にふさわしい歴史画だとサロンに切り込んでいったんです。
自分が見たまましか描かないというクールべは、依頼主に天使を描いて欲しいと言われて「だったら天使を連れてこい」といったフランスで最も高慢な男という異名をもつ男です(自分で言った)。
この炎上を受けて、サロンの重鎮たちの展覧会が開催されていた会場のすぐ近くに自分で小屋を建て、美術史上初の「個展」を開催し真っ向勝負を挑んだんですっ!!
ビー玉
ビー玉

かっこいいいっ(;//́Д/̀/)’`ァ’`ァ

館長
館長

ビー玉さんの悪い癖がwww

『幸せな恋人』1844年

正直、サロンの誰よりクールベは絵が上手かったので、めちゃめちゃ嫌味が効いてたと思います(゚∇゚ ; )

まぁサロンの重鎮たちは大激怒だったですけど、一般大衆には大ウケしたらしいwww

 

さらに尖った結果のエロ(※こっからR指定です)

マネ『草上の昼食』1866年

マネの代表作『草上の昼食』発表されて、一般女性のヌードってことで世の中の騒然となっている頃にクールベが発表したのが・・・・。

『眠り』1866年
こちらも一般女性のヌードですわぁ・・・しかもキリスト教禁断の同性愛ですわぁ(; ・`д・´)
髪飾りが乱れたシーツの上に落ちてたり、事後ということをはっきりと観るものに想像させます。
そして、極め付けは・・・・
『世界の起源』1866年

流石に大人向けの当ブログでもアップにはデキないので、極小で紹介しておきますね。

気になる方は絵をクリックしていただけたら、大きくなります。

今よりも150年の前に尖りすぎです( ๑º言º)

もちろん、さらに大炎上しちゃうんでんですけどね

館長
館長

そりゃぁ、そうでしょうね

ビー玉
ビー玉

今みてもヤバいですから

非難しつつ・・「モデルはダレだ??」って大推理大会みたいになっちゃうのが面白いですww

で、そのモデルの最有力候補とされたのがクールべの友人であったアメリカ人画家ホイッスラーの恋人のジョアンナ・ヒファーナン。

ホイッスラー『白のシンフォニーNO.1』1862年

こちらはホイッスラーが描いたジョアンナ・ヒファーナンです。

ホイッスラーが1人でチリに行っていた間に『世界の起源』は描かれていて、時を同じくしてクールべとホイッスラーは交友を断絶したんです。

そのことから、恋人を寝取られて絶交!モデルはジョアンナで「間違いない」と言われていたんですけどね。

長年美術史の謎とされた『世界の起源』のモデルが2018年に別の人だったとほぼほぼ確定されたんです。

まぁ正直、あの絵のモデルがダレであろうと、そんなことはど〜〜〜〜でもいいと言うか、分かっても仕方ないというか・・。

もし、この絵が引き金となってホイッスラーとジョアンナが別れたとしたら気の毒な話ですけど(´-ω-`)

個人的な好みを言えば、クールべのエロは時代に風穴を開けたという意味ではすごいですけど、アートとしてはあまり好きじゃないです(^▽^;)

なんでも「ありのまま」が良いとは限りませんから!!多少の美化は欲しいかも。

モロよりも・・・「感じさせる」くらいが最も萌えます(((uдu*)ゥンゥン

この頃のクールべが太っちゃて若い頃の見る影もないとか・・・そんなことは断じて関係ありませんよ(; ・`д・´)

その後、クールベは民主化運動に参加するなど、58歳で亡くなるまで権力に対抗し続けた人生でした。

でもまぁ・・・いろいろ拗らせちゃってたクールべさんではありますが、彼が「個展」を強行してくれたおかげで、サロンに認められず発表の場を与えられなかった若い画家たちが印象派展のような個性的なグループ展や個展を開催する道筋になったのですから、近代アートの恩人といっても決して過言ではないでしょう♪

傲慢も貫き通せばかっこよし( *• ̀ω•́ )b グッ

本日は以上です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

緊急事態宣言中は、少し更新が不安定になるかもです。今回の更新が遅延してしまったことをお詫びいたします。

また来週末(たぶん)、御来館お待ちしております。See You٩( ᐛ )و

 

コメント

  1. ヨウコの川歩き より:

    ギュスターブ・クールベさん、好きです。ここまで描けたら気持ちが良いだろうなぁ(*´ω`*)
    まぁ、あの絵はブラックエロスのつもりかなぁ、ギョッとします(笑)
     でもまぁ何でも描けるところを見せたかったのかもしれませんな(^_^;
    しかし、女は才能のある男に弱いですね(*_*;(*_*;(>_<)ヽ

  2. miyukitty より:

    へぇ~そういう生え方していたんだって
    まじまじと見ちゃったわ(◎_◎;)
    何でも初めての事が出来る人はすごいと思う。

  3. ねぇやん より:

    (/ω\)イヤン苦手なので恥ずかしい(*´艸`*)

    おじさんになって太っちょさんでもイケメンさん(*´ω`*)
    人に起源に世界の起源と名付けるあたりが( ´∀`)bグッ!

  4. 「天使を連れてこい。」のセリフはカッコ良いなぁ…。(゚д゚)(。_。)ウン 髪をかき上げてる自画像は、ジョニー・デップに似てる気が…。

  5. Nick Ollie より:

    ここまで貫くと、確かにカッコいいかもしれないねー。俺様的だけど、ナルシストだけど、それを貫いて、サロンと戦う、みたいな?

    世界の起源、というタイトルにちょっと納得してしまった。ここから人は生まれるし。

  6. ジミー より:

    父親は息子のギュスターブ・クルーベを法律家にさせたくてソルボンヌ大学法学部に通わせていたが、ギュスターブは私立の画塾に行って絵画の勉強に情熱を注いでいたそうですが、当時の社会に反逆的な絵画(オルナンの埋葬、眠り、世界の起源)は父親に対する反逆でもあるかなあと想像できますね(´-`).。oO

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