英雄は美女を救う!「ペルセウスとアンドロメダ」

ギリシャ神話(神話画)

こんばんは!ビー玉です。

今宵は、【大人の美術館】へようこそ・・・

本館、【大人の美術館】は、素人の素人による素人のための妄想美術館です。いわゆる “常識” とされている見解と違う箇所もあるかとは思いますが、ゆる~い気持ちでリラックスしながらご観覧ください。「知ると絵画は色っぽい」をコンセプトに、今宵も大人の美術館は開館します・・・

本日は、英雄がお姫様を救い出すヒロイック・ファンタジー・・・

なのかな?(゚∇゚ ; )

 

乙女を救う英雄の話・・

今まさに、怪物の生贄にされようとしている美しい乙女・・

彼女は、もう自分の命が助からないことを知っている。

縛られた腕の痛みも感じない、何もかもを諦めた顔は、白く穏やかだ・・・

「早く終わって欲しい・・」

夕日は彼女の肌を赤く染めるが、彼女の美しい肢体は反比例するように、冷たく、かたく、閉ざされる・・

どれほどの時間が経っただろうか・・・ “なにか” が彼女の手に触れる・・

怪物の舌?いや違う・・それを確かめたくても、長く閉ざしていた瞳は、すでに思うようには開かなくなっていた・・

温かい吐息が彼女の緊張を柔らかく包む。

やっと開いた彼女の目に映ったものは、恐ろしい怪物の毒牙ではなく、屈託のない見知らぬ青年の笑みだった。

ギュスターヴ・モロー作『ペルセウスとアンドロメダ』

それはもう、よ〜〜〜くある話です。

生贄にされそうになっていた王女を助け、結ばれる。

そして、その土地の王となる、そんな英雄の話・・・

まぁ、このような乙女を救う英雄の話をペルセウス型神話と言います。

乙女の美術館か?って感じなんだけど、それがまぁ・・なんとも大人っぽい絵画が勢ぞろいなんですよw

 

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ペルセウスとアンドロメダ

 

ペルセウスは、全能の神ゼウスと人間ダナエとの間に生まれた半神です。

ゼウスとダナエに関しては、こちらの記事を参考にしてくださ〜い。R18ですけど♪

 

クリムト描く『ダナエ』、絵の意味を知ると別の登場人物が見えてきます
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ペルセウス君はゼウスの息子です。その人間離れした身体能力と知恵で数々のクエストを解決します。

アンドロメダの奪還もその一つなんですが・・・

海獣に生贄にされていた美しい乙女。

その乙女は、全裸で腕を縛り付けられて・・・(*/∇\*))))))ィャ――――冫♪

 

はい!もうSっ気のある画家ホイホイですよ!!いや、Sっ気のある依頼者に向けて描かれたれたのかな?どっちでもいいや・・とにかく人気のある題材だったんですねぇ。

どんだけ・・っていうくらい、いろんな画家が描いてます。

この絵の描きどころは、大きく分けて2点。

●とにかくSっ気を満足させる裸体!!

●とにかく海獣!!

 

えっと、まず裸体いっちゃいましょうかヽ(‘ ∇‘ )ノ ワーイ

 

とにかく裸体!

 

ぽちゃロリの帝王ピーテル・パウル・ルーベンスのアンドロメダ。

今ほど痩せている人がもてはやされる時代ではないんですが、それでもルーベンスの描く裸体は当時の流行りよりもちょっとぽっちゃり!!M度は低めならがとにかく女子のぽっちゃりとした柔らかそうな肢体を描きたかった人です(゚∇゚ ; )

こちらの絵は、ただいま来日中♪
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」兵庫県立美術館で10月14日まで公開中です♪

私も行けたら行きたいっ!!いや行こう!

 

ポール・ギュスターヴ・ドレ作

もう海獣とかペルセウスとか・・どうでもいいんだと思う(。-`ω´-)ンー

怖がるアンドロメダの表現がいいですね・・・必死で逃れようとする足がなんとも色っぽいです。

 

 

ジョルジュ・バザーリ作

ま、周りが乱痴気騒ぎになってるんだけど・・

もう、ペルセウスとアンドロメダもプレイにしか見えません…..ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ

 

つぎ、海獣コーナーいってみましょうかぁヽ(‘ ∇‘ )ノ ワーイ

 

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とにかく海獣!!

 

フレデリック・レイトン作

この海獣は・・えっと・・・ドラゴンですよね。火を吹いちゃってるし・・海には潜れない気がするw

でもかっこいいんですよね( ´艸`)♡

日本では、あまり知られていない画家さんかもしれませんが、この人の描く女性が肉感的で可愛くて大好きです+.d(・∀・*)♪゚+.゚

 

↓こちらのセイレーンもかわいいので、おすすめ

 

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ピエロ・ディ・コジモ作

ペルセウスもアンドロメダもどこにいるかちょっと分かんないでしょ?

この絵の中で物語が展開していて・・・

白丸がペルセウスで、赤丸がアンドロメダです。

ペルセウスが空から飛んできて、海獣をやっつけて、アンドロメダと抱き合うまでの動きが描かれています。現代の映画や漫画のイメージに近いですね。

この頃の絵画は、現代でいうところの無声映画のようなものだったので、物語をある程度知っている方が楽しめます。

この絵の見どころは、なんといっても海獣です。

ちょっと分かりにくいかなあ・・・

最大の武器は鼻から噴射される水鉄砲 Σ(・艸・○)ェ!!

弱そう〜〜〜〜〜!!いや、ある意味破壊力あるかぁ・・・

だけど、やっつけるのが可哀想になっちゃいますよね(;´д`)トホホ…

昔話に登場する怪物とは・・・

 

ペルセウス型神話は世界各地に同じようなお話があり、日本の古事記でもスサノオはヤマタノオロチからクシナダヒメを救う話が有名ですね。

怪物はドラゴンや大蛇が多いんですが、これは自然災害を擬態化したものじゃないかと言われています。

水害に苦しめられいた地位では大蛇や海獣、火山噴火などが多い地域ではドラゴンなど火を噴く怪物が登場することが多いです。

昔から人間は皆、同じような災害に怯えてきたんですよねぇ・・・

大切な人の命や日常を奪う自然災害が、今後も起こらないことを願いつつ・・・

 

本日は、以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

当ブログは毎週土曜日の深夜に更新予定です♪

 

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