「堺ミュシャ館』世界有数のミュシャのコレクションを擁する美術館

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こんばんは!、大人の美術館ナビゲーターのビー玉(@beedama_lab)です。

本日は、美術館レビューと行ってみたい日本の美術館、大阪の堺市にある「堺 アルフォンス・ミュシャ館」の紹介です。

日本で絶大な人気を誇るアルフォンス・ミュシャ。

ミュシャの500点にも及ぶ世界有数のコレクションが日本にあるのをご存知ない方も多いのではないでしょうか?

数年に1回のミュシャ展を待つ必要はありません。

大阪に来れば、常設展としていつでもミュシャの作品を観ることができるんです!

ではでは、現在公開中の「カランドリエ ミュシャと12の月展」レビューとミュシャ館の紹介です。

「堺 ミュシャ館」と「カランドリエミュシャと12の月」展 概要

堺 アルフォンス・ミュシャ館 (堺市立文化館)

開催期間:2021年3月27日(土)~7月25日(日)
(※4月25日から6月20日まで臨時休館)

休館日:月曜日

開館時間:09:30~17:15(入館16:30まで)

住所:〒590-0014 大阪府堺市堺区田出井町1-2-200ベルマージュ堺弍号館

(画像出典:堺アルフォンス・ミュシャ館 公式サイト

最寄り駅 :JR「堺市」

観覧料:

区分個人団体(20人以上 100人未満)
一般510円410円
高校生・大学生

※要学生証提示

310円250円
小学生・中学生100円80円

 

観覧料は驚きの一般510円

企画展だけど、美術館の既存コレクション展なので入館料が510円と格安!!

通常の企画展の1/4くらいの価格というのが嬉しい(ノД`)シクシク

 

他の美術館でミュシャ展を開催したら、確実に人でいっぱいで密密だというのに、堺市のミュシャ館はコロナ禍とか関係なく、いつ行っても空いててゆったりと観覧できるんです。

 

ビー玉
ビー玉

日本のミュシャ好きの皆様、ここにミュシャあります!

たぶん、あまり知られてない(;´д`)トホホ…

 

元々は「カメラのドイ(2002年に倒産)」の創業者である土居君雄氏のコレクションが氏の死後に堺市に寄贈されたことからミュシャ館が創立されました。

500点のコレクションのうち80点ほどが常設展示されていて、季節によって展示作品は変わります。

日本で開催されるミュシャ展の多くの作品はこの美術館から貸し出されていくんです。

ミュシャ好きの方には本当おすすめの美術館です。

 

最寄駅はJR「堺市駅」

駅からものすごく近いんですが、案内板が何箇所かあり、迷うことなく辿り着けます。

「堺市」駅の改札を右に曲がって通路沿いに2-3分歩いて、突き当たりを右に折れるとミュシャ館です。

この「ミュシャと12の月」展は7月末まで、開催はあと1ヶ月を切ってます。

行きたい企画展があれば、いつもできるだけ早い時期に行くんですが、今回は4月初旬に私が新型コロナの濃厚接触者になってして家から一歩も出られなかったり、緊急事態宣言で美術館が休みだったりで、なかなか来館できず!

開催終了までになんとか滑り込みセーフε-(´∀`*)ホッ

建物2階が受付、ここで観覧料を支払います。

 

展示会場は4F、3F。

エレベーターで4Fまで登り、チケットを見せて展覧会場に入ります。

 

ビー玉
ビー玉

この日は雨で来客が少なく、まさかの貸切!!!!

 

厳密にいえば私を含めて3組のお客さんがいましたが、ほとんど姿を見ることなく観覧できました。

世界のミュシャを独り占めとか、こんな贅沢なことはありません。

カランドリエ ミュシャと12の月展の感想

フランス語のカラントリエ(CALENDRIE)とは日本語で歴、カレンダーのことです。

商業ポスターのイメージの強いミュシャですが、実はカレンダーも多く手がけていて、ミュシャ館の500点のコレクションのうち30ほどがカレンダーなんだとか!

「カランドリエ ミュシャと12の月」展はミュシャ館の公式フェイスブックの人気連載「#ミュシャと365日」が発端となり実現した企画展です。

日替わりで、季節にあったミュシャの絵を紹介して好評だったことから「カレンダー」という企画を思いついたそうです。

 

館長
館長

SNS発信とは時代ですねぇ

 

第1章 ミュシャと12の月

4月から始まり12か月、その月に縁(ゆかり)のミュシャの絵が展示されています

『春』

春は純白のドレスを身にまとい、彼女の奏でるハーブの音色に小鳥たちが集まります。春は新しい命が芽生える若々しいの季節「無垢な春」

ミュシャは「まるで天国にいるようだ」とパリの春を愛したそうです。

『1900年 パリ万博 オーストリア館のポスター』

すでに有名画家となっていたミュシャがオーストリア館のポスターを手がけたパリ万博の開催も4月。

夏はミュシャが生まれた季節。そして生涯の伴侶であるマルシュカと結婚したのも初夏

エヴリボディーズ・マガジン挿絵 『心の貧しきものは幸いである。天国はこの人たちのものである』 1906年

新婚旅行中にミュシャが描いた雑誌の挿絵がいくつか展示されていました。これらはミュシャが絵を描き、その周りに施された植物のモチーフは妻マルシュカを描いたもので、2人の初の共同作品。

ミュシャを妻とキャンパスを並べて一晩中一緒に描けたのが嬉しかったみたいですよね

微笑ましいエピソードだなと印象に残りました♪

秋のコーナーでは衝撃の事実が!!!

なんと、ミュシャは秋が嫌いだったんだとか∑( ̄□ ̄;)ナント!!

植物が枯れていくの様が、怖くて眠れなったんだとか

そう言えばミュシャの秋は怖いようなイメージのものが多いような気がします。

『女占い師』1917年

一体なにを占っているのやら・・・。

動物の骸骨や五芒星、カエルなどが書き込まれていて、占いというよりは呪術的な禍々しさがあります。

『ウミロフ・ミラー』1903〜1904年

ウロロフ・ミラーは今展から撮影可能になりました。

私が映り込んでますが、他の人は写ってないでしょ?

それくらい空いてるんですよ(((uдu*)ゥンゥン

このウミロフ・ミラー

ミラーに少々歪みがあるらしく、心なしか痩せて見える気がします。

ウミロフとはオペラ歌手だったクライアントの名前。

痩せて見えるのはウミロフさんへのサービスだったのかな(。-`ω´-)ンー

音楽を題材にした作品なんだそうです。

冬はミュシャの運命の女神、大女優のサラ・ベルナールを讃える日というイベントが開催され500人の紳士淑女が駆けつけます。

そのポスターやメニュー表にいたるまで、あらゆるデザインを担ったのはミュシャでした。

サラ・ベルナールの日の告知ポスター『サラ・ベルナール』1896年

 

サラ・ベルナールの日のメニュー表

 

当時は写真を使ったポスターもありましたが、ミュシャの描くサラは年齢を重ねたサラを写真をより美しく表現されており、イラストポスターが見直されました。

2章 ミュシャのカランドリエ

ミュシャが手がけたさまざまなカレンダーの展示

ショコラマッソン/メキシカンのカレンダー 1898年

ミュシャがポスターを描いていたチョコレートメーカーのノベルティ用カレンダー

春は幼少期、夏は少年期、秋は壮年期、冬は老齢期、1人の男性の生涯を見守る女神が描かれます。

人気のあまり、ノベルティーではなく商品化されました。

壮年期に女神と男性の立ち位置が反転するのが面白いな、もしかしたらすでに亡くなったのかなとか想像したりして・・

第三章 ベル・エポックと明治期、東西のカランドリエ

こちらの章ではミュシャだけでなく、地元企業の明治時代のカレンダーが展示しており、知ってる企業もあったりして興味深かったです。

実際に手で触れることができる永年カレンダーの展示も!

リボンを引っ張って曜日や日にちを変えます。

デジタルコンテンツでは、ミュシャコレクションを検索できたり、パーツを組み合わせてオリジナルなミュシャ風作品が作れたり

ウミロフ・ミラー以外はレプリカですが、写真が取れるスポットがあったりで十分楽しめました♪

 

女神たちと一緒に写真が撮れるコーナーも♪

1人で来館している方のために自撮り棒の貸し出しもありました。

私は恥ずかしかったので、スルーしましたけど(^▽^;)

1Fにはミュシャのミュージアムショップでミュシャグッズの購入ができます。

画像出典:堺アルフォンス・ミュシャ館 公式サイト

素敵なものばかりなので、財布の紐は緩めになりますのでご注意を!!

4Fの通路には1〜12月の塗り絵が置かれていました。自由に持って帰っていいようです。

塗り絵をしてSNSで発信すると、窓口で粗品がもらえます。期間はもうすぐ終わりますが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

簡単な色鉛筆を持っていくといいかも(* ̄∇ ̄*)

コーヒーブレイク

ミュシャ館と通路で繋がっている隣のベルマージュ堺 2Fにて

本と珈琲カフェで休憩

こちらのカフェは書店併設で1人3冊までカフェに本を持ち込んで試し読みしてもいいそうです。

私はしなかったですけど(^▽^;)

自家製のジャムもシフォンケーキとコーヒー

おいしゅうございました。

隠れたミュシャの聖地『堺 アルフォンス・ミュシャ館』

500点のミュシャコレクションの中から常時80点ほどを企画展示しておられます。

ゆったりとミュシャが観られる美術館ですので、お好きな方は是非是非♪

次の企画展も面白そう♡

コメント

  1. ヨウコの川歩き より:

    堺にあったのね初見の作品がある!ある!
    ミュシャ、好きです。かの繊細華麗な線と柔らかな色の組み合わせ。小物とかも幾つか持っています。最後に見たのは渋谷だったかなぁ(^0^;)

  2. Nick Ollie より:

    ミュシャの美術館が堺にあるなんて知らなかった。しかも空いてるだなんてー。
    ミュシャの絵、見てると心が優しくなる気がするの。トゲトゲな気持ちの時に行きたいなぁ。
    関東にもあればいいのに、、、

  3. AKAZUKIN より:

    ミュシャ館、知らなかったです!
    しかも堺に!(大阪府民です^^)
    個人的事情で大和川から向こうに行くのにはかなり勇気がいるんだけど、
    誰か同行してくれる人を探して行ってみたいです。

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