こんばんは!大人の美術館ビー玉(@beedama_lab)です。
コロナが猛威を振るい始めてから早2年。
海外の美術館はもちろん、時期によっては近くの美術館にさえも出向きにくいことがありますよよね(涙)
そんなときは自宅にいながら美術館を楽しめるバーチャルツアーでの美術鑑賞はいかがでしょうか?
本日は世界的名画が鑑賞できる美術館のツアーを厳選して紹介します。
よろしければ、最後までご付き合いください。
自宅にいながらにして美術館を散策できるバーチャルツアー
自宅にいながら美術館の中を360度の視覚で観てて回るという体験ができるインターネット上のバーチャルツアーといえば、Google Arts & Cultureのストリートビューが有名です。
Googleに加え、世界有数の美術館も独自にバーチャルツアーを公開しているところあります。
古(いにしえ)の宮廷を美術館として利用しているところなのでは、絵だけでなく建物時代も貴重な美術品です。
自宅にいながらお茶片手に優雅な時間を過ごしましょう♪
Arts & Culture ストリートビュー
まるで世界の美術館がスマホに圧縮収納されているかのようなGoogle Arts & Cultureでは、鑑賞できる美術品数が膨大すぎて何から始めていいのかが悩み所どころ!
何を見ようと迷ったら、とりあえず門外不出の作品を検索してみてはいかがでしょうか?
クリムト『接吻(The Kiss)』
例えば、クリムトの接吻。
Google Arts & Cultureのアプリなら自分の家の壁に名画を出現させることも可能です。
まずはアプリ内で見たい絵を検索します。
検索は日本語でもできますが、英語のほうがヒットしやすいです。
原題を調べるのは面倒ですけどね(;´д`)トホホ…
ちないに、クリムトの「接吻(The Kiss)」の場合は拡大、AR、ストリートビューと3つの方法で絵画を楽しむことができます。
まずは拡大。
キャンパスの網目がわかるくらい拡大して絵を鑑賞することができ、タッチなどもはっきりとみて取れます。
ARは自宅の壁に名画を出現させることができます。
VR(Virtual Reality)はクリムト「接吻」のあるオーストリア・ギャラリーの中をネット上で散策できるようになっています。
日本では絶対に見られない門外不出の名画も自由に観て回れます。
画像の精密さは2D画像に劣りますが、
・どんな環境で名画が展示しているの?
・大きさは?
・どんな額に入れられているんだろう?
などなど、画集では味わえない絵画鑑賞ができるのが嬉しいですね。
Googleのストリートビューでは美術館だけじゃなく世界遺産など1272件のバーチャルツアーが楽しめます。夢中になると日が暮れるw
Google Arts & Cultureはバーチャルツアー以外にも「検索のGoogle」らしく「色」「素材」「スタイル」など、さまざまなアプローチで美術を探せるので思わぬ出会いがあるかも!
▼▼使い方などGoogle Arts & Cultureについてはこちら▼▼
スマホでは専用アプリだとスムーズに観て回れます。
完全無料なので、美術好きならからなず入れておきたいアプリです。
PCの場合「Google Arts & Culture」
スマホの場合
そして、Google Arts & Culture以外にもヴァーチャル体験できるコンテンツを用意してくれている美術館も増えてきています
ルーブル美術館
画像出典:ルーブル美術館公式サイトより
世界1の集客率を誇るルーブル美術館も独自のバーチャルツアーを公開しています
ヴァーチャルツアーは今のところ4種類
● FROM AFAR. TRAVELLING MATERIALS AND OBJECTS
このコーナーでは、16世紀の大航海時代よりはるかに古い、遠い世界との交流の歴史を素材と品々を通してご紹介されています。カーネリアン、ラピスラズリ、黒檀、象牙は、古くから交易路を行き来していました。
● THE ADVENT OF THE ARTIST
画像出典:ルーブル美術館公式サイトより
古典派の典型的な匿名の職人からルネッサンスの芸術家への移行の過程を見ることができます。
展示作品はドラクロワ、レンブラント、ティントレットなど
● POWER PLAYS
画像出典:ルーブル美術館公式サイトより
古代から現在に至るまで、芸術と政治力の関係に焦点を当てて、権力の象徴となっていった美術品をみることができます。
● THE BODY IN MOVEMENT
画像出典:ルーブル美術館公式サイトより
まるでダンスを踊っているかのごとく、動きのある絵画や彫刻をみることができます
● FOUNDING MYTHS: FROM HERCULES TO DARTH VADER
画像出典:ルーブル美術館公式サイトより
こちらでは神話を題材とした作品をみることができます。
画像出典:ルーブル美術館公式サイトより
ジョン・マーティン『パンデモニウム(地獄の首都)』の額縁に龍の彫刻が施されていて、額縁まで大迫力なのには感涙しました(ノД`)シクシク
こんな感じで美術館によっていくつかのツアーが用意されているので、好みをものをチョイスして心ゆくまで鑑賞してください。
▼ルーブル美術館のバーチャルツアーはこちらから▼
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
ロンドン・ナショナルギャラリーのバーチャルツアーはGoogleのストリートビューと美術館独自のもの2種類
Googleのストリートビューではルネサンスの巨匠の作品をみることができます。
▼Googleでナショナル・ギャラリーを見るのはこちら▼
Googleのストリートビューの他に、美術館独自のMatterportの3Dカメラテクノロジーを使用したバーチャルツアー。
通常のバーチャルツアーはカクカクした動きになりがちなんですが、こちらは驚くべきスムーズさでびっくりします。
英国でたったひとつしかないレオナルド・ダ・ヴィンチ作品「巌窟の聖母」もスムーズに見ることができます。
すーっと進んでいく気持ちよさを体感してもらいたいっ!
▼米Matterportの3Dカメラによる美術館を実際に歩いているかのようなツアーはこちら▼
ベルギー王立美術館
ベルギー王立美術館は、ちまちまと小さい人間がたくさん描かれるブリューゲルの絵のコレクションで知られています。
もちろんバーチャルツアーでもブリューゲルの絵をたくさん見られますよ。
いやぁブリューゲルだけで埋め尽くされた部屋は圧巻!
▼ブリューゲルのちまちまルームツアーはこちら▼
エルミタージュ美術館
どれだけ太っ腹なの?って驚くほどのバーチャルツアーの種類の多さとロシアらしい濃厚さ。
世界中全部の美術館のサイトを見て回ったわけではないけど、バーチャルツアーで公開されている作品数は世界一なのではないだろうか(((uдu*)ゥンゥン
そして、バーチャルツアーで散策できる美術館の内部がやたら広い!!
バーチャル空間でも迷子(;´д`)トホホ…
ロシア語がわからないので、お目当ての美術品にたどり着くのは大変でしたが、一日中見ても回れないくらいの量の美術品に出会えます。
コレクションもすごいけど、本物の宮廷を使った館内がものすごく素敵!
時間のあるときにお茶での飲みながら細部までじっくり観てまわってください。
画像も精密で美しいく時間によってはやたらと重い時もあるので、サイトが開かない場合は時間を空けてチャレンジしてみてください(゚∇゚ ; )
バーチャルツアーに入ってしまえば、動きは滑らかです。
▼膨大なロシアの宮殿美術館はこちら▼
パラティーナ美術館
パラティーナ美術館はイタリアはフィレンツェ、ピッティ宮殿内にある国立美術館でメディチ家のコレクションを中心とした宮殿美術館です。
こちらサイトのバーチャルツアーの目玉はなんといってもイタリアの新しい観光名所にもなっているボーボリ庭園のブオンタレンティ洞窟
人工的に作られた鍾乳洞に見立てた洞窟で、洞窟全体が美しく彩られた美術品なんですよ。
時代を制した富豪って何やってんの?と言いたくなる不思議な空間。
今でいう秘宝館的なものはなかったのかと疑いつつ・・
この不思議空間を360度みわたせるバーチャルで体験ができるのは控えめにいってサイコーですヾ(〃^∇^)ノ♪
他にも、全員が映画の主人公になれるであろうメディチ家の方々の肖像画群が圧巻。
いや〜栄華を誇った桁違いの大富豪のコレクションってすごい♪
▼メディチ家の綺羅星のようなコレクションを見るならこちら▼
マウリッツハイス美術館
オランダにあるマウリッツハイス美術館は世界に30数点しかないフェルメールの「真珠の首飾りの少女」、「デルフトの眺望」、「ディアナとニンフたち」の3点を所蔵している美術館として有名です。
とくに「真珠の首飾りの少女」、「デルフトの眺望」はフェルメールの最高傑作としても過言ではない2点。
そして、マウリッツハイス美術館のバーチャルツアーでは、世界一有名な少女である「真珠の首飾りの少女」を鑑賞することができます。
このバーチャルツアーでは「真珠の首飾りの少女」と「デルフトの眺望」の2作品が向かい合って展示されていて、じんわりと熱いものが込み上げました。
カメラの動きもスムーズですしVR対応です。
VRゴーグルは、中にスマホを入れてVR対応の画像を見ると実際に美術館の中にいるようなバーチャル空間を映し出してくれる装置です。
実際にその場にいるような臨場感を体験できます。
ちなみにこちらは私のVRゴーグル。
3000円もしない物ですが、十分きれいに鑑賞できます。
コロナ禍以来、Google Arts & Cultureをはじめ、VR対応の美術鑑賞やVRと使った現代アート、アートイベントもどんどん増えています。私は美術鑑賞のためだけにVRゴーグルを買っちゃいましたw
最近は100円ショップでも販売いたりもするので、気になる人は探してみてくださいね。
自宅での美術鑑賞がより楽しくなります。
マウリッツハイス美術館のバーチャルツアーでは、フェルメール以外にもレンブラントやルーベンス、ヴァン・ダイクなど趣味の良い上品なコレクションが満載です。
▼世界一有名な少女に会えるツアー▼
バチカン システィーナ礼拝堂
そして、2Dの写真集では迫力が伝わりにくいシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの最後の審判
壁画で埋め尽くされた礼拝堂にも、自宅にいながらにして入っていけます
どんどん礼拝堂の奥へ奥へと入っていって
一番奥から振り向くと
圧巻オブ圧巻
これはもう、空間恐怖症を発症してしまいそうな360度壁画に囲まれた聖書の世界。
この迫力はバーチャルツアーならでは!
この壁画をミケランジェロ一人で仕上げたのかと思うと鳥肌ものです。
ぜひご自宅の、できればスマホではなく大画面モニターで体験してもらいたいっ
最後の晩餐以外にも10以上のツアーが用意されているので厳かな気分でご鑑賞ください。
▼360度の聖書の世界をご堪能あれ▼
番外編
バーチャルツアー以外にも楽しめる最後をもう少しだけ紹介します。
アントワープ王立美術館
2011年からの改修工事に入り休館中のアントワープ王立美術館(ベルギー)
その改修工事の様子を写真でみることができるんですが、何も展示されていない美術館がなんとも言えず美しいんですよ。
2022年9月にリニューアル予定で、何もない美術館というのは今しか見られないレアな画像だと思います。
リニューアル前の美術館を映した動画もあるので、気になった方はぜひご覧ください
美術館って、その空間すら美しい(((uдu*)ゥンゥン
ここにどんな絵画がどのように配置されるんだろうと想像するとワクワクする♪
キャノン(Canon) 世界の名画を飾ろう
美術館ではないんですが、コロナ禍で外にでないから家の中で美術を楽しみたいという方にはプリンターの有名メーカーのキャノンが運営している名画をプリントアウトして部屋に飾ろうというコンセプトのサイトです。
すでに著作権が切れてパブリック・ドメインとなった作品多数をダウロードして印刷することが可能です。
私は季節ごとに好きな絵をダウンロードして飾っています。
今月は何の絵にしようかなって考えるのも楽しいです。
西洋絵画ブログなのに浮世絵ですいません。
色がきれいなんですよ(*´꒳`*)
家の中での美術鑑賞を思い思いに楽しんで欲しいです。
本日は以上です。
お読みいただき、ありがとうございます。
またのご来館をこころよりお待ちしておりますm(_ _)m
コメント
( ゚д゚)ウム ルーブルをちょっと見てみました。これは…時間を忘れるね。危険だわ。(笑)
ましゅさん、コメントありがとうです♪
時間泥棒なのよ(llФwФ`)ガクガクブルブル
これ描くのに2週間くらいかかっちゃったわw
すごいのね。こんなバーチャルツアーができるなんて知らなかった。しかもアップにしても鮮明だし。これはじっくりあれこれ見たい!
Nickちゃん、コメントありがとうです♪
色々みてまわってると時間忘れるし、VR酔いするしで_(┐「ε:)_
早く気軽いに海外旅行ができるようになるといいんだけどねぇ(;´д`)トホホ…