【神戸】ファション美術館で観るミュシャ展の感想とお得なチケット購入方法

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こんばんは!、大人の美術館ナビゲーターのビー玉(@beedama_lab)です。

先週のメトロポリタン美術館展に引き続き、今宵も出張美術館です。

コロナ禍と言われて早2年

1度仕事で京都へ行ったものの、それ以外は自分の住む大阪府内から出ずに過ごしていましたが、コロナ罹患者が数的には落ち着いてきましたので、久しぶりに県をまたぐ移動をしました。

目的地は兵庫県にある神戸ファッション美術館で開催中の「アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ展」

みんな大好きミュシャがなんと500点以上!

驚きのボリューム感の展示会でした。

作品解説から格安チケットの入手方法まで幅広く紹介。

ブログの最後にはお得なチケット購入方法も書いています。

よろしけば、最後までお付き合いください。

神戸ファッション美術館とアルフォンス・ミュシャ展の概要

 

神戸ファッション美術館

神戸ファッション美術館はファッションをテーマにした日本初の公立美術館です。

神戸灘区の人工島である六甲アイランドにあり、UFOのような個性的な外観が特徴。

1997年に開館して依頼、ファッションにちなんだ展示を行っています。

時にはドレスも実際にみることができます(ミュシャ展開催中は展示されていませんが)。

特に3Fのライブラリーのファッション関連の蔵書は国内外問わず約40,000冊、20世紀初頭からのファッション雑誌のバックナンバーなどが誰でも無料で観覧できます。

コンセント完備の席もあり、パソコンを持ち込んでの勉強や作業に便利なんですよ。

平日だと利用者は心配になるほど少ないです。私が来館した日も利用者はたった1人でした。

美術館に来た時は、休憩をかねてファッション関連の調べ物をして帰ることにしています。

すごく静かで集中でますよ。

そんなファッション特化型の美術館でのミュシャ展なので、展示作品も華やか〜♪

だけど、そんな華やかな表舞台だけでなく、それを支える資料的な裏舞台が半々といった骨太な展示会でありました。

アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ展 概要

 

 

特別展「アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ展」

期間:2021年11月20日(土)~2022年1月16日(日)

会場:神戸ファッション美術館

住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1

問い合わせ:078-858-0050(FAX 078-858-0058)

休館日:月曜日(1月10日(月・祝)は開館)、1月11日(火)、年末年始(12月29日(水)~1月3日(月))

開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

観覧料

区分個人団体(20人以上 100人未満)
一般1000円800円
大学生・65歳以上※要学生証提示500円400円
高校生以下無料無料

※神戸市内在住の65歳以上は無料

格安チケットの入手方法はブログ最後に書いています

電車でのアクセス

画像出典:神戸ファッション美術館公式サイトより

JR住吉駅から六甲ライナー「住吉駅」は改札を出てから1分くらい

改札は一つなので迷いようがありません。

改札を出て左手にUターンすると六甲ライナーの改札です。

六甲ライナーは住吉駅が始発になるので、どの電車に乗ればいいのかなんて迷う必要はありません。到着した電車に迷わず乗って大丈夫です。

館長
館長

ビー玉さんは乗り間違いの天才ですもんね!

ビー玉
ビー玉

それもまた楽しいw

住吉駅から4つ目の駅が神戸ファッション美術館の最寄駅「アイランドセンター」です。

 

もうね、六甲ライナーが駅に入る前から目的地ははっきり見えてます。

存在感抜群の斬新な設計の美術館。

迷いたくても迷えない近さっ!!

 

めちゃめちゃ近いですが、駅からのルートは2つあります。

最短ルート

改札からまっすぐ進むと降り階段があるので、降ればすぐ左手に見えるのが美術館です。

建物正面の大階段の奥に美術館の入り口があります。

雨に濡れないルート

寒かったり雨が降っている場合は改札を抜けて左に曲がって神戸ファッションマートの中を通って直結してる美術館にいくのもいいですね。

①駅の改札を出て左②建物奥まで進む③突き当たりを右④まっすぐ進む

ファッションマート内では奥まで進んで突き当たりを右に曲がると美術館の建物へ行けます。

ミュシャ展が開催されているのは1Fの展示室なので、1Fに降りてください。

ロッカーあります

ロッカーとトイレは展示室入り口の反対側、ミュシャの大きなタペストリーの左奥です。

タペストリーに目を奪われて、うっかり見落としました(汗)

 

ビー玉
ビー玉

コートを着たまま観覧暑したんですが、室内は暑かったです

 

ロッカーは100円玉が必要ですが、後に戻ってくるタイプなので、帰りに100円を撮り忘れないようにご注意ください。

 

SNS投稿キャンペーンでコースターがもらえます

いつも美術館には正午前後に行くことにしているんですが、今回は朝一番の10時前に来館しました。

なぜなら、展覧会に関する写真を撮って、SNSにアップすると毎日先着10名にミュシャのコースターがもらえるからです。

これは絶対に欲しかったので、早起きして開店前に投稿しました

そして・・・

 

無事にコースターを頂くことができました♪

引き換え場所はミュシャ展のミュージアムショップのレジです。

「ハッシュタグもつけていただいてありがとうございます」と言われたので、キャンペーンに参加予定の方は

#神戸ファッション美術館

#アルフォンス・ミュシャ展

とタグつけしておくと喜んでもらえます。

投稿に美術館から「いいね」もいただけました♪

ではではアルフォンス・ミュシャ展の感想です。

アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ展の感想

展示構成
第1章 くらしを彩る装飾パネル
第2章 パリ時代の魅力的な商業ポスター
第3章 挿絵の魅力
第4章 装飾資料集、装飾人物集
第5章 ミュシャ(ムハ)とアメリカ
第6章 わが祖国チェコ
第7章 くらしの中で愛されるミュシャ(ムハ)

正直なところ、ミュシャ展は何度も観ているので目新しさはないかなぁって思っていたんですが・・・

500点と作品数が多い!

代表作のジスモンダやモンテカルロなど、あたなが見たいな思ってるミュシャは全て揃ってる感じです。

特に、作品を仕上げるための資料としてのデッサン集が多くて、ミュシャの制作過程を見ているような気分になりました。

華やかな表舞台のミュシャと、その華やかさを支える舞台裏のミュシャが同時に見ることができます。

いろんなミュシャ展を観てる人も、十分楽しめると思います。

華やかな部分だけ見ると所要時間は1時間もあれば十分かなと思いますが、資料までしっかり目を通すと少なくとも2時間は必要です。

時代の寵児となったミュシャ

 

アルフォンス・ミュシャ(Alfons Maria Mucha)は1860年チェコのモラヴィア地方のイヴァンッツェという小さな村で生まれ、チェコ語での名前の発音はアルフォンス・ムハ。

のちにフランス語の発音でミュシャと呼ばれ、19世紀にブームとなったアール・ヌーヴォーを牽引した画家です。

奇跡の出世作 ジスモンダ

 

最近は写真OKの展示も増えてますね。

今展ではジスモンダが写真OKでした。

この絵はミュシャの出世作。

印刷会社所属の商業デザイナーとして本の挿絵やカレンダーなどを手がけて生計を立てていたミュシャの元に突然大仕事が舞い込みます。

当時大女優だったサラ・ベルナールの芝居のポスターを依頼されたんです。

納期はたったの6日間。

クリスマスでデザイナーたちは休暇を取っている中、ミュシャだけが会社の残っていための偶然の大抜擢。

そのときに描かれたのが「ジスモンダ」です。

アルフォンス・ミュシャ『ジスモンダ』1894年

モデルはもちろん大女優のサラ。

多くの人が、まずサラの顔に視線が引きつけられたと思うんですよ。

そして彼女の目線に導かれて自然にシュロの葉を辿って天辺に公演のタイトル『シスモンダ』、再びシュロの葉を辿ってアーチ型に配置された主演女優の名前「ベルナール」、衣装を辿ってポスター下部には劇場名配置されています。

ポスター全体に自然に目が動き、公演タイトルと主演女優、劇場名が流れるように読めて記憶に残ります。計算され尽くした構図は鳥肌ものです!

これがポスター初仕事とは思えない完璧な仕事に感動したサラは、その後ミュシャと6年間にわたる独占契約を結ぶことになります。

ミュシャは初めてのポスターデザインで、大人気イラストレーターの仲間入りを果たしました。

 

商業デザイナーとしてのミュシャ

 

アルフォンス・ミュシャ『ジョブ』1896年

こちらはタバコの製造会社である『JOB社』の宣伝ポスターです。

ビー玉
ビー玉

厳密に言えばタバコの巻き紙です

タバコといっても、葉巻、パイプなどいろんな種類があるんですけど、『JOB社』はタバコを巻くための巻き紙を製造しています。吸うたびに自分で葉っぱを紙で巻きつけるといったタバコです。

ミュシャのポスターでは、煙が紙のようなのはJOB社の巻き紙タバコを印象づけるようになってるんです。

ちなみに、今でもJOB社の巻き紙はAmazonで購入可能。

ミュシャのポスターでは、肝心の社名が女性の髪で隠れています。

じつはこのポスター、

男性だけではなく女性にもタバコを吸ってもらうためのイメージ戦略

JOB社の広告という形をとっていますが、主役はあくまでも「優雅にタバコを吸う女性」なんです。

だから女性が最前面に描かれているんですね。

この狙いは的中!ミュシャの描く女性に憧れたパリジェンヌたちの間でタバコはおしゃれなアイテムとしてブームになりました。

 

アール・ヌーヴォーを彩る乙女たち

アルフォンス・ミュシャ『モエ・エ・シャンドン社のシャンパン』1899年

こちらはシャンパンの広告です。

このタイプの違う華やかな女性たちはシャンパンの擬人化です。

左が辛口の『ドライ・インペリアル』

右が甘口の『ホワイト・スター』

タイトルになっているモエ・エ・シャンドンという社名は聞いたことはありますか?

高級ワインとして有名な「ドン・ペリニヨン」を作っている会社です。

モエ・エ・シャンドンのシャンパンの歴史は古く、ルイ15世の愛妾ポンパドール婦人や英雄ナポレオンの妻ジョセフィーヌ皇后が愛飲していたことで知られています。

私は飲んだことがありませんが、きっと女性の好まれるような華やかな雰囲気のシャンパンなんでしょうね。

ミュシャの絵も花が咲いたように華やかです。

花と言えば、『4つの花』の擬人化も匂い立つように美しかったです。

左から、「カーネーション」、「百合」、「薔薇」、「アイリス」

 

このように華やかな作品を支えるのが、おびただしい数のミュシャのデッサンをまとめた資料集

迷い線もほとんどなくて、すでに完成された美しい絵でした∑( ̄□ ̄;)ナント!!

本当に上手い画家さんだったんだなと

ジスモンダをたった6日で描きあげたのも納得。

ミュシャの資料集はデザインを学ぶ学生さんのバイブル的な存在だったそうですよ。

資料集は自分が好き勝手に目につくものを書くというよりは、依頼されても絵の下絵のような感じでした。

とにかく量が多かく、それだけ引くて数多な人気デザイナーだったことが伺えます。

 

個人的に印象に残っているのは・・

ミュシャが挿絵を描いた「ドイツ史の諸場面とエピソード」という本。

双頭の鷲が描かれた重厚な本で「欲しいなっ」と思ったんです。

みなさんにお見せしたいけど、ネットは画像が拾えないだろうなって思ってたら

なんと!

復刻版でしょうが、ヤフオクで出典されていました。

本当に買えてしまう!

ちなみにお値段は6万円ほど・・・

安いかもれない_(┐「ε:)_買えないけどw

この歴史書の挿絵の仕事をしたことが、のちに名声を捨ててライフワークなる故郷の歴史を描いたスラヴ叙事詩シリーズを描くきっかけとなりました。

ミュシャが故郷を想って描いたスラヴ叙情詩が、ナチスから危険視されて逮捕され病死してしまう原因となったのだから切ないですね。

そのスラブ叙事詩はやたら大きな作品なので、今展では縮小された写真で展示されていました。

パリの人気デザイナーという地位を捨てて、最後は祖国のために命を削って故郷の歴史を描いた画家です。

 

絵の他に当時流行したドレス、香水瓶や食器などの展示などがありました。

商業デザイナーとして人々の生活に密着した画家ミュシャ

彼の人生を追う「ミュシャ展」は、アール・ヌーヴォーの空気を存分に感じさせてくれるものでした。

ミュシャ展グッズ

私はミュージアムショップであまり買い物をしないんですが、ミュシャ展だけは財布のヒモが吹っ飛びます。

・クリアファイル(¥450)

・マスクケース(¥600)

・ノート(¥400)

・缶入りのルイボスティ(¥1,100)

金額は税込価格です。

持ってるだけで女子力(女子ではないけどw)が上がるというのもの。

しかもグッズのお値段は大型展のものに比べると若干良心的となっています。

それも財布のヒモを緩めてしまう一因ですね(^▽^;)

ミュシャを嫌いだという女性をあまり聞いたことがないので、プレゼントとして使えたりとついつい買いたくなってしまいます。

さすが商業デザイナー。ミュシャグッズはついつい手が伸びるようになっているんですよ。

チケットを安く買う方法

「アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ展」の観覧料は1,000円とボリュームに対して十分良心的ではありますが、さらにお安く購入できる方法があります。

住吉駅でチケットを買う

六甲ライナーの改札の手前にチケットショップの「甲南チケット」があります。

ここではミュシャ展のチケットが800円で購入できます。

また、車で来館される方やチケットを購入し忘れた方は

美術館のロッカーの横にある チラシ置き場をチェックしてみてください。

このチラシ置き場に「せとうち美術館ネットワーク2021」という冊子に81の施設の割引券が付いています。

ファッション美術館の割引券もついていて、一般1000円の観覧料が団体800円で入場することができるんです。

いつもあるとは限らないと思いますが、置いてあればラッキーってことで使用してみてください。

格安駐車場

美術館の周りを格安駐車場がないか、さがしてみたんですが・・・・

まさかの結果となりました!!

まさかまさかの美術館直結の駐車場が最安値という結果。

20分ごとに100円

24時間でなんと550円と格安。

迷わずに美術館の駐車場に停めちゃってください。

駐車場の場所は神戸ファッション美術館の正面入口の側面北側です。

 

神戸ファッション美術館でのミュシャ展は、都心から離れているからか平日だと本当に空いていて、ゆったりと優雅な気分で鑑賞することができました。

美しいものをみると癒されますし、グッズも素敵です。

興味のある方は、ぜひぜひ日頃の疲れを癒しに行ってみてください。

本日は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございます。

当美術館は週に1度開館するweb上の仮想美術館です。

(※週に一度を目指してはいるんです)

またの来館をお待ちしております。

コメント

  1. marimo より:

    おお~~~、神戸まで進出ですか♪
    アクティブ~☆

    全く知らない美術館でした^^;

    花・タバコ…小物や表情で随分女性は印象が変わるんだ、と思ってみてました。
    ちなみに昨日、小marimoとフラワーフェアリーズ〈花の妖精たち〉のお話の絵本を開いて、ビー玉さんを思い出していました( ´艸`)

    • ビー玉 より:

      marimoちゃん、コメントありがとうです♪
      神戸が遠くに感じたわぁ_(┐「ε:)_
      小marimoさん、元気かなぁ。
      おねぇさんになっても絵本を楽しんでもらえてるのは嬉しいなあ♪

  2. ( ̄ー ̄”)フッ 僕は迷子の達人やから。

  3. Nick Ollie より:

    500点も出てるってすごい!
    ミュシャのポスターは、ちゃんと視線がどう流れるか計算されてるんだ。確かにそういうふうに目が動きました!
    色合いといい、線のしなやかさといい、大好き。

    • ビー玉 より:

      Nickちゃん、コメントありがとうです♪
      ミュシャが嫌いだっていう女性は聞いたことがないくらい人気だよね。
      もちろん私も好き♪
      ミュシャの絵は女性を同等、もしくは上に見てる感じがして嫌な気がまったくしない(((uдu*)ゥンゥン

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